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ラタナキリ


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少数民族の村々

4日目 : 今日は"Groom House"がある少数民族の村々を訪問予定ですが、Traは朝迎えに来るなり「今日はピクニック」と一言。良く聞いてみると、途中食事をする場所がないからお弁当を持って行く、と言うことでした。で、市場へ寄って焼きそばを包んでもらい、さあ「Let's go!」。

分かれ道

左直進したこの分岐を今日は右、タベング方面へと向かいます

 この分岐をして少し走った所で、Traは左手の窪地を指差して「Stone Field」と教えてくれました。遺跡好きの私はストーンサークルを連想してしまい、「古代人の住居跡?」と質問、無言の返事「???」をもらってしまいました。お弁当をここで食べることになりますので、この話は又後で。



Daughter's House (娘の家)

娘の家

親の家(向かって右)の前に建てられた"娘の家"(左手)

 最初に訪ねた部落では、女の子が14,5歳になると生家の前に建てられる、と言うDaughter's House (娘の家)が見られました。中を見せてもらいましたが、広さは3畳ほどの可愛い家です。彼女はここで結婚するまで一人で寝起きするそうです。親に気兼ねすることなく愛を語らえる、何と心憎いシステムではありませんか。


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Groom House

 次に行った部落で、やっと念願の"Groom House"が見られました。この天に聳える家が"Groom"、つまり"花婿の家"です。男の子は、この高さの家を建てて住む、力と勇気が無いと一人前とは認められないのだそうです。なるほど、彼はこの家に一人で住み、年頃の娘の住むあの"娘の家"を訪問する、と言うわけですか。

Groom House

Groom House (花婿の家)

 Traの説明によると、『結婚初夜は"娘の家"で、2日目はこの"花婿の家"で、3日目は村の集会所で過ごす。それで初めて結婚が部落内に認知され、新婚生活は"娘の家"で営まれる。やがて子供が生まれる頃には、もう少し大きな家に建て替える』のだそうです。



米搗き

米搗き
作業する老女

作業する老女

 片手で軽々としているこの米搗き、面白そうなので私も試させてもらいました。が、細長い杵は重く臼が小さいので、バランスを取るのが難しい。真ん中にストンと落とさないと、中の米が周囲に飛び出してしまうので、冷や汗・爆笑ものでした。右はライスワインに入れる穀物を選別しているおばあさん。これを入れると、お酒がおいしくなるのだそうです。

村人たち

デジカメを見に集まってきた人々


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病気治癒の儀式

 2番目に訪問した村で、注連縄(しめなわ)のような印を出している家がありました。重病人がいるとかで撮影は厳禁です。村を一回りした頃、子豚のキイキイとした悲鳴が聞こえてきました。急いで声のする方に行って見ると、女性が何やら唱えながら子豚と鶏に水を降りかけています。「写真は撮らないで!」とTraが言うので、男性が棒の一撃で彼らをおとなしくさせるまで、ポケットの中でカメラを握り締めていました。

お供えの豚と鶏

囲炉裏に置かれた小豚と鶏
儀式用の品々

草などで作られた儀式用品、
上から、供物をのせるお皿、船、水牛

 場所が集会所に移ると「中に入っても良い」とお許しが出ました。恐る恐る高床式の集会所に入っていくと、子豚と鶏は中央の囲炉裏に置かれ、横には儀式に使う品々を作っている人がいました。どうやらこの生贄、例の重病人の病気治癒を祈るため、の食べ物のようです。

 儀式用品を見て日本を思い出しました。水牛はお盆の時の野菜の馬を、船は装飾古墳銅鐸の図柄を連想させたからです。どこかで文化が繋がっているんでしょうね。



儀式用の鳥

口ばしと羽で作られた鳥
生贄の子豚

子豚の表面を焼き毛をこそげる

 この囲炉裏端で鶏は、口ばしと2枚の羽を取られて儀式用の鳥に変身。子豚は表面を焼かれ、毛をきれいに始末されていきました。本当は最後まで見届けたかったのですが、ここで時間切れ。まだ予定が残っていましたので、後ろ髪を引かれる気持ちで村を離れたのです。


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ストーン・フィールド

 儀式途中の部落を出てUターン、お昼を食べるためStone Field まで戻ってきました。ここはストーン・サークルなどではなく、大昔の火山爆発でできた湖の跡なのだとか。そう言われて見回してみれば確かに、窪地状のこの一角だけ周囲のジャングルとは異なり、木が育っていませんね。

Stone Field

かつては湖だったという、Stone Field (ストーンフィールド)

 上の写真でもご覧いただける野原に点在している黒い岩石、近づくと確かに溶岩でした。上で飛び跳ねると、ドンドンと鈍い音がする場所があるのは、地下が空洞になっているからでしょう。でも、「ヤクロム湖が出来た時、水があちらに流れてここは干上がった」と言うのはちょっと眉唾物。



ピクニック

 さあ、いよいよピクニック(野外で食べる簡単な食事の意味)です。木陰に場所を定め、枯れ草を敷き、リュックからお弁当を出して食べ始めました。すると横の藪の中からガサゴソと、何かが動く気配がし、放牧の牛がぬっと顔を出しました。

本日のお弁当

本日のお弁当は、
焼ソバ、パンケーキとミカンです
お弁当を狙う放牧の牛

 音の主は犬か鳥だと思っていましたので、大型動物の出現にはビックリ、正直たじろぎました。この牛さん、追っても追ってもやって来て、物欲しそうな目でジーっとこちらを見るのですから、落ち着いて食事もできませんでした。

 食後はここで1時間ほどお昼寝をし、最後にもう1つの部落を見学して、4日目は終わりました。



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5日目


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