チェコの国旗

チェコ


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プラハの眺め

百塔の街プラハ



「ビザ情報」

1998年8月15日より入国ビザが不要になりました!
これでヨーロッパ旅行の途中で「ちょっとチェコの温泉に」入ってこれますね。


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街の様子


「トラム(路面電車)」

 プラハに入りまず眼に飛び込んできたのが派手な看板で客をひく「マクドナルド」。それも1店舗や2店舗ではないのですから、4年前のあの薄暗いプラハが記憶に生々しい身としましてはその変化に驚くしかないのです。

 次にこの全面広告のトラム(路面電車)。一台毎に様々な企業のカラフルな広告を身にまとっています。

市電

ビッグ・マック : 50コルナ(約200円)
フライドポテト(小) : 18コルナ(約70円)
マック・シェイク : 30コルナ(約120円)
コーヒー : 14コルナ(約50円)

1ドル=25.9コルナ(1コルナ=約4円) : 1996年10月現在



 生ビール一杯(0.5リットル)が25コルナ(約100円)で飲めるこの国で、これが高いのか安いのかわかりませんが(高い!)、利用客は多いようです。 海外勤務20年という商社マンいわく「マクドナルドは平和の象徴なんですよ。この店が進出している国は軍政ではない、民主主義の国だから旅行者は安全ですよ、という”証し”の意味もあるんです。」

 「平和」はいいのですが、どの国も同じになることが果たして幸せといえるのかどうかは疑問です。特に食べ物は「おふくろの味」という言葉でもわかるようにその人の一生の味覚を左右するものです。宣教師が長い時間や命をかけてしてきたことを「マクドナルド」はなんなく、どころか相手からお金をもらってしてしまうのですから・・・・。

 味覚を支配されるって、本当はとても「恐ろしい」ことだとお思いになりませんか。



広場
「ヴァーツラフ広場」

 長さが750メートルもあるという「ヴァーツラフ広場」。広場というより、札幌の大通り公園に近いかもしれませんね。メトロ(地下鉄)の交差点でもありどこに行くにも便利なのでこの広場に面したホテルに宿をとりました。

 遠くに見えているのが鉱物の資料展示が素晴らし「国立博物館」です。展示室を見ている内に「オズの魔法使い」シリーズに出てくる地下王国に迷い込んでしまったような、摩訶不思議な気持になってきます。宝石や貴石、化石などに興味のある方はお見逃しなく。



「チェドック」

チェドック
 チェコの代表的な国営ツーリスト・インフォメーション(観光案内所)「チェドック」。 以前来た時は「売ってやる」「紹介してやる」といった横柄な態度にいやな思いをしましたが、今回は両替の時に「サンキュー」なんて言われてビックリ。

 「変われば変わるもの」ですね。

 この写真は中心街にある本社営業所のものですが、「チェドック」以外にも私営の旅行代理店が市内各地で営業を始めていますのでチェコ観光が便利で楽になりました。


 ここで宿の手配、コンサートチケットの購入、古城巡りツアーの申し込みなどが出来ます。



 ここでホテルの手配をしてる時に、福岡の喫茶店のオーナー"K子さん"、脱サラで自転車部品の会社を経営している"Nさん"と知り合いました。お互い旅の目的は別でしたが、一人の食事は退屈なので"K子さん"とはオルガン・コンサートと夕食の約束をしてわかれました。

 「聖ミクラーシュ教会」でのコンサート(350コルナ:1400円)の帰り、"Nさん"にばったり。彼は娘さんとご一緒でしたが「食事は人数が多い方がおいしいから」と4人でビア・ホールへ。これが楽しかったので、翌日も4人で生ビールを飲みに行ってしまいました。

特記:チェコ、ハンガリーのビールは安くて「おいしい!」

 特にチェコ・ビール(0.5リットルで100円)は「ドイツのよりこくがありうまい」そうです(Nさんのコメント)


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旧市街と「カレル橋」


カレル橋

たそがれの「カレル橋」遠望

 この橋の上は歩行者天国。フリー・マーケットのように自分の作った品物を売る人、マジックやジャズを演奏する人たちもいます。デキシーランド・ジャズでした。以前もここでジャズを演奏していたグループがいましたが、同じ人たちなのでしょうか。そんなことを考えながら歩いていると、あの時橋の上に店(?)を出し折鶴を配ったことが思い出されます。



 当時もこの橋の両側には、手作り作品を売っている人・空き箱を前においてバイオリンを演奏する人・オペラのアリアを歌い上げる人・・・等々の姿が見られました。その素人っぽい様子に「仲間入りしてサイドから通る人を見てみたい」という気持ちになってきました。「ここで折り鶴で見せたらどんな反応示すだろう」と好奇心の虫もうずきます。

カレル橋上のジャズ
 で「ヨシ!」と覚悟を決め、手持ちの赤いハンカチを地面(正確には橋の上)に広げて、折った鶴をのせてみました。「It's free!」(無料)と書いた紙が効果的だったのか、折り紙が珍しかったのかだんだん人が集まってきました。

 「何故、お金を取らないのか」と何人もの人に真顔で聞かれて言葉に窮し、「日本文化を紹介したいだけだから」と返事をしたこと。小・中学生が真剣な表情で折り紙に取り組み、出来上がった鶴に大喜びしてくれたこと。


 日本語勉強中という大学生に話しかけられ「私はスロヴァキアの出身です。私達は争いは好みませんから、そのうち平和的方法でチェコとは分離することになるでしょう。」という言葉に驚いたこと・・・・。どれもが懐かしい思い出です。

 それにしましても、この人の多さはどうでしょう。ほとんどがツアー客、あちこちで日本語も飛び交っています。なるほど、東京のチェコ大使館のビザ申請窓口が混雑していたはずです。



「ユダヤ人地区」

 この地区にはヨーロッパ最古といわれる新旧シナゴーグ(ユダヤ教の教会のこと)他いくつかのシナゴーグやユダヤ人墓地などがあり、一部は民族資料を展示する博物館になって一般公開されています。

儀式の家
「儀式の家」

 「儀式の家」は墓地の入り口右手に建っています。(この写真では背後の木が茂っている場所が墓地です)。この家には第2次世界大戦中、テレジーン強制収容所で子供たちが描いた絵などが展示されています。

 今回もう一度その絵を見たいとこの地区まで出かけて行ったのですがあいにく土曜日はユダヤ教の安息日にあたりお休み。しかたなく写真だけ撮ってきました。


 ユダヤ人地区の博物館は土曜日休館です。忘れないでね。


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プラハ城


プラハ城チケット

墨絵風のプラハ城のチケット:80コルナ(約320円)

 これで聖ビート教会の塔や旧王宮など城内の有料施設数箇所に入場できます。



「聖ビート教会」

聖ビート教会
 ゴシック様式のこの教会は迫力があります。

 普通教会は広い前庭があったりするので大きな教会でも位置を変えれば全景をカメラにおさめられるのですが、この教会は城壁(中庭を囲む建物)に接するように建てられているので自分との距離がない。で、よけいに迫ってくるように感じられるのでしょうね。

 皆さんここではカメラアングルに苦労するようです。ほとんど寝転ぶようにしてカメラを構えている人もいました。(私も)


 堂内の見学は自由ですが、内陣と塔に登るのは有料で上記のチケットが必要になります。284段のらせん階段を登るのは大変ですが、下の写真のように「百塔の街プラハ」が一望できますので頑張って!



「百塔の街プラハ」

 屋根かわらのくすんだ赤が印象的な街並みが、ヴルタヴァ川沿いに広がっています。ここから右に目を転じると林立する尖塔の向こうに見えてきたもの、それはなんと新宿副都心のような高層ビル群!

聖ビート教会からの眺め

 旅行者の身勝手で感傷的な意見を言わせていただけるなら、この街は中世のままでいて欲しかった。「マクドナルド」、カレル橋上にひしめく「観光客」、そして「高層ビル群」。これが民主化されるということなのでしょうか。「ブルータスお前もか。」の心境になってしまいます。



黄金小路
「黄金小路」

 王宮の一角には錬金術師達が住んでいたという家並みが「黄金小路」として残っています。このような可愛い家が建ち並んでいて土産ものなどを売っています。手前のブルーに塗ってあるのが作家のフランツ・カフカがしばらく住んでいたという家。

 その一軒おいた隣、「ヘンデルとグレーテルのお菓子の家」のような建物で、障害のある方たちの作品を上品な婦人が売っていました。袋物などは日本のそれとどことなく似ています。私こういうのに弱いのです。ブローチとハーブ人形を数個買ってしまいました。


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ベルトラムカ荘

ベルトラムカ
 モーツァルトがプラハを愛し何度かこの地を訪れたことは映画「アマデウス」などでご存知のかたも多いと思います。その時滞在したのがここ「ベルトラムカ荘」で、オペラ「ドン・ジョバンニ」の序曲を書き上げた場所としても知られています。

 街の中心から地下鉄(10コルナ:40円)で3駅、下車後徒歩7分ほどの所にあります。それにしましても、ハンガリーもここも地下鉄のエスカレーターのスピードがとても速いのです。日本だったら「危険だ」とすぐクレームがつきそう。隣の(旧東)ドイツに入ると日本並みの速度になるのですから、東欧特有というわけでもなさそうですし、不思議。


 話が横道にそれてしまってごめんなさい。現在、この別荘はモーツァルトのゆかりの品々を展示する記念館になっていましてモーツァルトの曲を聴きながら見学できます。彼の愛用した楽器、日用品、そして数々の楽譜などが展示されていてモーツァルトファンには見逃せませんね。

 入場料:50コルナ(200円)



 また、ここには90席の小ホールがありモーツァルトの作品を中心にしたコンサートが開かれています。毎日というわけでもなさそうですので、事前に「チェドック」などで「tickets」という小冊子をもらってチェックしておきましょう。この日はギターとフルートのコンサート(350コルナ:1400円)を聴きました。

ベルトラムカ室内

 ピンクと白の家具で統一された室内は乙女チック、ロマンチックで素敵でした。ここで「ドン・ジョバンニ」が作曲されたのでしょうか。


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トロヤ城と動物園

 地下鉄の駅からトロヤ城行きのバスに乗った時、小学校低学年の遠足と思しき集団と一緒になり「この子達もお城に行くのかな?」と多少不安になりました。終点で降りてみてそれが杞憂と判明、プラハ郊外にある「トロヤ城」は動物園の向かいだったのです。

トロヤ城

 天井画が素晴らしいと言われているこの館、部屋毎に英・独・仏そしてスペイン語の解説文が置いてありますが、苦手な英文と格闘しながら天井を見続けていたら首と頭が痛くなってしまいました。神話に題材を取った作品が多いのでので多少事前勉強をしてから出かけると楽しめますよ、きっと。



「プラハ動物園」


 このお城のとなりには「プラハ動物園」があります。チェコの子供たちがどんな動物に歓声を上げ、またこの寒い国で熱帯の動物たちがどのように生活しているのか興味がありましたので入ってみました。

動物園入り口
 園内は丘陵地帯の地形を生かしたレイアウトになっていてちょっとしたハイキングコース。東京の多摩丘陵にある多摩動物園と良く似ています。 (入場料30コルナ:120円)

 やはり、というかこの国ではアフリカのキリンやライオン、熱帯のさる達に人気があるようです。これらの動物の飼育場はどうなっていると思われますか?


 まず巨大な変形ドーナツを想像してみて下さい。「み」の部分が暖房の効いたガラス張りの飼育室。その外側には建物を取り囲むように運動場が配置されています。

人間は建物の中央「穴」の部分に入って見学するという仕組みになっていました。


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近郊の古城

 「コノピシュチェ城」はプラハの南45キロ、「カルルシュテイン城」は南西25キロとあってチョット足の便が悪い。そこでおなじみ「チェドック」の登場です。この2つのお城を一日で巡るツアーを出していましたので参加することにしました。 (昼食つきで1500コルナ:6000円)

一日ツアーチケット
 朝8:40、ピックアップ指定場所はヒルトンホテルです。雨は降っていないものの天気があまりよくないのが残念。

 この日のツアー参加者の言語(国籍)は、英語(アメリカ、イギリス)フランス語(フランス)スペイン語(スペイン)ドイツ語(オランダ)そして日本語(日本:私を含め3人)と5カ国語にわたっていました。これを一人のガイドさんが案内(通訳)するのです。


 と言う訳で出発直後から彼女の口が休まることはありません。「日本語は話せないから英語でいいかしら」と言われていましたので、計4カ国語での案内が続きます。「今日は霧が深くて美しいプラハの景色を見ていただけなくて残念です」ぐらいは聞き取れましたが、後は子守り歌状態。それにしましてもあの語学力はすごい!尊敬してしまいます。

 昼食時に英語組のテーブルについた彼女、「生活はどう?」というアメリカさんの質問に「物価があがって大変、それに銀行もかなりつぶれているし・・・。」。大学で働いていたという人ですから、本来なら悠々自適の老後でしょうに(かなり年配のかたでした)「働かないと食べていけないんですよ。」



「コノピシュチェ城」

 皆さん第一次世界大戦勃発のきっかけは何だったかご存知ですか。「ウーン、あれは確かオーストリア皇太子が・・・・。」そうです、サラエヴォでセルビア人の青年に暗殺されたのが引き金になって始まった戦争でした。
古城に続く道
 オーストリア皇太子フェルディナンド、彼がここの最後の城主。

 このお城へはバスを降りてから5分ほど歩くのですが、早朝のヒンヤリとした張り詰めたような空気に黄金色に輝く落ち葉のこの道は気持ちまでピリッとさせてくれるようでした。

 やがて朝もやの中から忽然と姿を現したお城は歴史とは無縁の幻想的な美しさで見る者に迫ってきます。




 このお城には狩猟好きだったというフェルディナンドが獲った動物が壁一面に飾られていて(剥製や骨として)異様な雰囲気。彼は生涯30万頭もの動物を殺したんだそうです。刀剣、銃など武器のコレクションや城主の最後ともあいまって血なまぐさい感じがしました。とてもじゃないけど良い趣味とは思えませんね。

コノピシュチェ

朝は霧が深かったのですが、見学を終えて外に出てくるとこんなきれいな青空に。



「カルルシュテイン城」

 14世紀、神聖ローマ帝国の皇帝カレル4世が建てた城。丘陵地帯に建っているせいか「お見事」な景観でした。ただこの城のガイドさんの英語がひどすぎて、説明がほとんどわからない。唯一理解できたのが歴代城主の肖像画の前での説明。「この人はたった数ヶ月しか城主の座にいませんでした。」何故なら「この城を買ってすぐ、はるかに高額で人に売ってしまったからです。」

カルルシュテイン
カルルシュテイン

お城へのショート・カットは山の中の道

ガイドさんお勧めのビュー・ポイントから

昔から「土地転がし」ならぬ「城転がし」をしてお金儲けをしていた人がいたんですね


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コンサート


 この街にいらしたら是非一度はコンサートへ。街の案内所に行けば無料のパンフレットが色々置いてあります。オペラ、クラシック、パイプ・オルガン、ジャズ、民族芸能・・・・。きっとお好みのものが見つかると思います。料金もそう高くはないので、日本では聴きに行ったことがないというあなたもどうぞ。

コンサート
オペラが苦手な私の場合

10月10日 : ギターとフルート

10月11日 : オルガン・コンサート

10月12日 : ベスト・オブ・モーツァルト

10月13日 : モーツァルトの「レクイエム」

ベルトラムカ荘の2階の会場

 この日はギターとフルートの共演 (350コルナ:1400円)でしたが、教会でのミニコンサートなどは街でチラシを配っていたりしますので、気が向いたらふらっと入ってみるのもいいですね。


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アンコールの夕陽
日本の国旗

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