ガーナの国旗

ガーナ


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エルミナ・コースト

 友人が休日に車を出してくれました。日帰りしかできないと言われたので北部は諦め、西海岸にあるエルミナへ。ここは植民地時代の城(というか要塞か牢屋ですね)で、アクラからケープコースト経由で200キロ弱。新車同然のパジェロで快適に飛ばし、2時間ほどのドライブでした。

 15世紀から18世紀まで続いた奴隷貿易。初期には美しいビーズ玉と物々交換で、その後は文字どうり動物のように狩られて産業革命のヨーロッパ、砂糖キビプランテーションのためキューバなどカリブ海の島々へ、綿花産業の新大陸アメリカへと人々は連れていかれました。

エルミナ城

奴隷貿易の積み出し港だったエルミナ城

 このころヨーロッパ各地で、模様入りの美しいガラス玉が盛んに作られました。ガーナの博物館には、ヴェネチア玉と呼ばれるイタリー産のビーズが数多く展示されています。 インドネシア、ジャカルタの博物館には

「かつて人々はその時間と情熱を美しい物を作り出すために使っていた」

 という解説文とともに、ペルシャ、ギリシア、ヨーロッパから海上貿易で運ばれてきたビーズ玉が展示されていました。その「美しい物」が人身売買に用いられるようになってしまうなんて悲しいですね。 日本では江戸時代"トンボ玉"の名で親しまれ全国に広がりました。長野県の安曇野に「 とんぼ玉博物館」があり古代からのトンボ玉が常設展示で見ることができます。



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エルミナ城


エルミナ城入り口
中庭

跳ね橋のある「エルミナ城入り口」

バルコニーより「中庭」を見下ろす



「積み出し口」

積み出し口
 港に面した小部屋の奥の狭い開口部からは南国の陽射しが射していました。一体ここは何の部屋だと思いますか?

 そうです。ご推察どおりこの部屋は「奴隷」という「商品」を船に積み込むために設けられたもの。人1人がやっと通れるだけという狭い積み出し口は暴動防止の意味もあったんですね。

 次の船が来るまでの数ヶ月、窓もないような不衛生な部屋に押し込められていた人々が故国の太陽を見るのはこの時だけ。そしてこの部屋の中に入っが最後、再び故郷に帰れた者は誰もいないのです。


 それを思うと背筋がゾクっとして、怨念と匂いがこもっているようなこの場所には長くはいられませんでした。現在の周囲の景色がのどかなだけに、当時の悲惨さが胸に染みて来るようでした。



エルミナ城から見た海

エルミナ城から見た海。ねっ、ビーチリゾートみたいでしょう



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ガーナ料理

「ケンケー」

 友人の家で初めて口にしたガーナ食が「ケンケー」。これは発酵させたトウモロコシの粉を練って皮に包み蒸したもの、日本のちまきか笹団子をご想像下さい。味はといいますと、少し発酵させてあるのでうっすら酸味があります。これを、辛いチリーソース(ケンケーを買うと付いてきます)などにつけて食べます。

 納豆と同じにこの酸味で、「2度と食べたくない」派と「病み付き」派に別れるようです。彼女は「病み付き」派らしく朝食でよくこれを食べました。トマトや玉ねぎのすりおろしをこのチリーソースに混ぜるとさっぱりして結構いけましたよ。



「バンクー」と「フーフー」

 当時もそうでしたが、今でもどちらがどちらかよくわからないのです。多分私が好きだったのは「フーフー」の方だと思うので、そのつもりで説明をします。キャッサバ、プランテーン(バナナの一種)などを茹で、日本の餅つきの臼と杵ではなく「お月様の上でウサギが餅つきをしている」あの形の臼と杵でつく。

 これを適当にちぎりスパイシーな「オクロスープ」などにつけて食べます。オクロとはオクラのこと、あちらのは日本の数倍はあろうかという巨大オクラでこのスープは飛び切りおいしい。このスープにはチキンやカニ、魚入りもありました。




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ガーナの衣装

 20ドル取られたラゴス空港の待合室で10時間過ごした時、暇に任せて「マン・ウォッチング」をしていました。するとひときわ目を引く民族衣装で歩いている人がいるではありませんか。それも何人も。

「良し、ガーナに行ったらあれを買ってかえろう。」

民族衣装の人形
ケンテ

持ち帰った民族衣装のお人形

ガーナの伝統織物「ケンテ」

 ガーナにきて、男性しかあの服を着ていないことがわかりました。女性の服ですか?こちらの女性はグラマーです。彼女達のボリュームはいかほどかといいますと、お尻の出っ張りは赤ちゃんが乗っかるほどですし、胸もそれに呼応するかのように「ボン」です。服はその出っ張りに引っかけるように作ってあるものとか、それを強調するようなデザインの物がほとんどで、とても私には手が出ません。

そのせいか魅力を感じるのは、やはり「あの服!」



民族衣装
これが私の気に入った服

 ガーナの知人に「伝統衣装を」とお願いし写真を撮らせてもらいました。私の着ている服はあちらの女性服の襟元のデザイン(大きなフリル式のカラー)だけを拝借して作ってもらったものです。

 これは、イスラムの男性の服だそうでアフリカの民族衣装とはいえないのかもしれませんが、和服を思わせるようなゆとり、人の動きにつれ変化する布の表情、それに胸元と背中に配された刺繍の美しさ、どれをとっても素晴らしく、今一番気に入っている服です。


 「男の服だからアフリカでは着ない方がいいよ。」と言われましたが、「日本で着るから」と、色と刺繍のデザインを変えて数点作ってきました。

 この写真では不鮮明で分かりにくいですよね。もう少し大きな画像を服のカタログ編に載せていますので、ご覧下さい。




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