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テッサロニキ/ギリシア |
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ヴェルギナ(Vergina)はペラの南西50キロあまり、ヴェリアの奥にある山間の小さな村です。1977年、ここで未盗掘の墳墓とその副葬品が発掘されました。その後の研究でこの墳墓が大王の父フィリッポス2世のものであると判明。同時にペラに都を移す前のマケドニア王家の旧都「アイガイア」がここであったということも確認できたのです。
「ヴェルギナの墳墓」とテッサロニキ考古学博物館に収められている「ヴェルギナの宝物」は今回の旅の白眉。この2つは是非見ていただきたいものです。ローカルバスを乗り継ぎペラとヴェルギナを1日で見学したい場合、途中のハルキドナ(Halkidona)で下車、ヴェリア(Veria)行きのバスに乗り換えて下さい。
予想に反し内部は近代的な空間で、いつのまにか柔らかな照明が心地よい大ホールに導かれていました。入ったことはありませんがまるで宇宙船の中に迷い込んでしまったような気分です。と、人がせっかく感慨にふけっているのに何とも騒々しい小学生の集団が入ってきました。声がホールの壁に反響して通常の数倍のかしましさ。仕方がない、こちらは時間だけはタップリありますから彼らが去るまで待ちましょう。 |
彼らが去った後、内部の空気が攪拌され重さがとれました。これならじっくり見学できます。ここは5つの墳墓のそれぞれを6角形のドームで覆い、エントランス・ホールで連結させた巨大建造物。遺跡と近代技術との結合は、アブシンベル神殿の裏側に足を踏み入れた時のような感動を呼びおこします。
王の象徴太陽の紋章をデザインした入り口ドアから内部を望む 右に黒く見えているのがフィリッポス2世の墓へ降りる階段ホールへの入り口で、アレクサンダー大王のお墓はその右奥になります。墓への階段を降りていきますと、ガラスに映った自分の姿にビックリ。 韓国の慶州にあります石窟庵(ソックラム)同様巨大なカプセル(湿度調整と保護のため)に入っているんですね。 |
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古代マケドニア人の聖域、ディオン(Dion)。アレクサンダー大王が、東征の前にオリンポスの神々にいけにえを捧げ必勝を祈願したのがここ、という話を聞いて行ってみたくなりました。情報が少ないのでまずはディオン行きのバスがあるというカテリニへ。
テッサロニキから約1時間、着いたバス・ターミナルは町はずれにありました。町の中心まで10分ほどらしいのですが、道がわかりにくい上にこの日は朝市。つい中東旅行用の黒のロングスカートを物色したりで時間がかかり、バス停についたらディオン行きのバスは「今出たところ」だそうで、次のバスまで1時間待ちとあいなりました。(スカートですか、ハイ3000ドラクマで買いました。)
オリンポスの山裾に広がるディオン遺跡 : オールド・シティの石畳 この遺跡、道路を挟んで公衆浴場や集会場など町の遺構のある「オールド・シティ」とエジプトの女神イシスを奉った神殿跡などが残る区域にわかれています。乾燥した場所に残る遺跡が多い中、ここは今でも敷地横には小川が流れイシス神殿では船着き場までが機能しているのには驚きました。 エジプトにいった時、一番好きになったのがナイルの小島に残るイシス神殿。ディオンで彼女に会えるとは思いもしませんでしたが、両者共川に面して建てられている所を見ると女神は水がお好きだったようですね。 バス停近くの博物館ではトンボ玉風のビーズと、水力を利用したというボロボロの青銅製のパイプ・オルガンに心惹かれました。これが後に教会に設置されるパイプ・オルガンのルーツと言われていますが、まさか紀元前にまで遡るとは!あいにくとここは「撮影禁止」、お目にかけられないのが残念です。 |
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ローカルな遺跡をバスで結んで歩くのは、バスの時刻や乗り場などの情報が少ないためにかなりの難事業。2泊3日の予定が3泊4日になってしまったのは「待ち時間」がやたら多かったから。ここでは同じ「待ち」をしないよう1997年6月現在のテッサロニキ方面のバス情報を中心にまとめました。
まずシンタグマのインフォメーションで「長距離バスの時刻表(Long Distance Bus Time-Table)」をもらいターミナルと時刻を確認します。が、今回のテッサロニキ行きの07:00の始発が08:00になったようにバス会社が時刻を変更してもインフォメーションまで届けないということもあるようです。 時刻表を良く見ると最後に「バス時刻の変更やキャンセルに関し当局は一切責任を負いません」とあります。「ナルホド」。ですから、このページはあくまでも参考に止め、最新情報はご自分で集めてくださいね。 |
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テッサロニキ(Thessaloniki:7,700ドラクマ)行きバスの発着するターミナルAは、オモニア広場近くから051(10分:75ドラクマ)のバスに乗って行きます。ギリシアのバスはチケット売り場も方面別になっています。ターミナルに着いたらまずは自分の乗るバスのチケット売り場を見付けましょう。表示は総てギリシア語ですからガイドブックなどで行き先のギリシア語表記は確認しておいて下さい。
バスは全席指定ですが、満席になることは少ないので好きな席(日陰側?)に座わっても多分大丈夫。が、クレームがついたら席を替わらなければいけませんのでお好みに任せます。バスにトイレはありませんが、途中で一度トイレと軽食のため30分ほどの休憩があります。テッサロニキには大きなバス・ターミナルというものはないようで、アテネからのバスも駅近くの路上に停まりました。
テッサロニキからのバスは方面別に違った通りから発車します。これだけは事前にインフォメーションで、発車時間と場所を確認しておいて下さい。日本のガイドブックにはローカルバス発着の路地まで載った地図がありませんので、インフォメーションで地図をもらう時係りの人に方面別に印をつけてもらうと確実です。 ペラ(Pella:650ドラクマ)行きは07:45から1時間おきで乗車時間は約45分。帰りのバスですが、遺跡前バス停の通過時間がはっきりしません。降りた時待っていた人に一応確認しましたが、時計の1と2を指差し首をかしげていました。毎時5〜10分ということらしいので10時にはバス停に戻りました。結局バスが来たのは10:25、待っていた人たちが一斉に抗議していましたから、その日は遅れすぎだったようです。 ヴェルギナに行く場合、ペラから6キロほどテッサロニキ寄りにあるハルキドナ(Halkidona:210ドラクマ)で降り、メインロードを右に少し歩いた所にあるバス停でヴェリア(Veria:750ドラクマ)行きバスに乗る。ヴェリアは同じバス・ターミナルからヴェルギナ(Vergina:260ドラクマ)行きが1時間に1本ほど出ていますので楽です。ヴェリアからテッサロニキに帰る場合、ターミナルは同じですがチケット売り場は別の建物でした。 |
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ディオンへの直通バスはありません、カテリニ(Katerini:1150ドラクマ)で乗り換えになります。テッサロニキからは30分毎で約1時間、着いたバス・ターミナルは町はずれにありました。ガイドブックの指示に従い通りの名を確認したり途中で買い物したり、道を聞いたら今来たバス亭を教えられたりですっかり時間がかかってしまい、タッチの差で乗り遅れ。通常なら10分かからない道を20分もかかっていたのです。 結論(?)。何はともあれ「センター」を目指す。ディオン行きバス停は知らなくとも「センター」は誰に聞いても正確に教えてくれます。「センター」は変形広場のある五叉路、この広場から車進入禁止の敷石の広い道に入り2本目の路地を左に曲って40mほどのところからディオン(Dion:210ドラクマ)行きが出ます。20〜30分ほどでオリンポス山の麓、ディオンの博物館横に到着します。 時間がたっぷりありましたので時刻をメモしてきてしまいました。
05:55 07:00 08:00 08:40 09:30 10:30 11:30 12:30 13:35 14:40 16:00 17:15 18:20 19:35 20:30
夕方になってしまったのでディオンに泊まり、翌朝10:30にカテリニに、窓口で「アテネ」というと無言で「15:00」と書いた紙を差し出されました。「エーッ」とこちらも絶句です。 前日ちゃんと調べておくべきでした。「テッサロニキとアテネの途中だから同じくらいの本数が出ているだろう」なんて勝手に決めてはいけないのです。ちなみにここからアテネ(Athens:6750ドラクマ)へ行くバスは
4時間半待ちの6時間乗車、疲れ果て意識モウロウで着いた所が 「違う!」。アテネのバス・ターミナルの様子が行きとは違う。どうやらカテリニからのバスはターミナルB発着だったようです。昨年メテオラに行った時はこのターミナルでしたので記憶装置を作動させなんとかアパートにたどり着くことができましたが、初めてだったら完全にパニックになるケースでした。ハイ、お疲れ様。 |
今回入った4つの博物館の開館時間です。ディオンを訪れた時は土曜日で博物館は15:00で閉館でしたが遺跡の方は19:00まででしたので、ペラ遺跡でも同様かもしれません。
たまたまなのかもしれませんが、今回のバス旅行の(バスの)中で一度も、一人も観光客に出会いませんでした。遺跡や博物館で会ったのはツアーバスの観光客、課外授業の子供たち、車で移動しているという人たちばかり。確かにレンタカーなら楽でしょうね。アー、今回は疲れました。 |
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