ハンガリーの国旗

ハンガリー


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「ドナウの真珠」ブダペストへ

 当初はアテネから国際列車でマケドニア、ユーゴスラビアを通過してハンガリーに入る予定をたてていたのですが、夜行列車の車内が不安なこと(意外と臆病なのです)と時間との関係から、飛行機でブダペストまで飛ぶことにしました。

 アテネからブダペストへはハンガリーの国営航空「マレーヴ」です。片道チケットの料金は55,000プラス6,100(空港税)ドラクマで計61,100ドラクマ。(約3万円)

アテネ上空
 10月4日 どういうわけかこの日は空港の電光掲示板類が故障のうえ、出発の時間が過ぎても何のアナウンスもなし。

 ハンガリー行きの乗客は、搭乗ロビーに続く椅子もない通路で、ただひたすら搭乗開始を「待つ」のみ。空港職員に尋ねましたら

「No one knows.」


つまり、いつマレーヴが出発するか誰も知らないということです。
これで空港税6,100ドラクマ(3,000円近くと成田より高額)は 高い!



「通貨」

ハンガリーの通貨はフォリント(Forint)Ft
1996年10月現在のレートは1ドル=147.6Ft(1Ft=0.75円)



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王宮の丘

 ブダペストは1873年にブダとペストとオーブダが統合されてできたハンガリー共和国の首都。ドナウの両岸に広がっていて王宮の丘はブダ側にあります。どなたですか、「ブタ(豚)ペストだと思っていた。」という方は。

ヒルトン・ホテル

ヒルトン・ホテルのガラス窓に映る「漁夫の砦」



「漁夫の砦」

 ブダペストを訪れた観光客が必ず立ち寄るのが「漁夫の砦」に守られたこの王宮の丘。王宮をはじめとして、マーチャーシュ教会や様々な博物館などが立ち並びいつ行ってもツアー客で賑わっています。

漁夫の砦
 なんで「漁夫」の砦なの?かといいますと、中世この丘を守っていたのが漁師達のギルドだったからなのですが、この砦自体は今世紀初頭の建築物とわりあいに新しいのです。

 この日は霧雨に煙っていて、「あいにくの天気だな」と思って丘に登りましたが、それがかえって幻想的な雰囲気を醸し出してくれていました。


 ここからのドナウ(写真左奥)と街の眺めはしっとりとした落ち着きがあって好きです。



「マーチャーシュ教会」

マーチャーシュ教会
 4年前の秋にも、ここを訪れていました。何気なく入ったこの教会で聴いたモーツァルトのレクイエム。1年前に弟を亡くした私にとっては胸に染みとおるような、それこそ天上の音楽のように思えたものです。

 耳が痛くなるような晩秋のあの日の寒さとともに、今でもはっきり覚えています。


 ここでは定期的に(多分毎週金曜日の夜8時から)オルガン・コンサートが開かれていますので、ブダペストに行く予定をたてていらっしゃる方は是非このコンサートを組み込んでいただきたいと思います。



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ドナウの貴婦人

 10月になってもまだ夏の陽射しの残っているような、乾燥したアテネから飛んできた私には、どんよりとした霧のかかったようなこの街の空気がとてもありがたく思われました。 「皮膚が湿り気をもらって喜んでいる。」ようで、手袋が欲しいような苦手な寒ささえうれしく感じるのですから、人間の感覚っておもしろいですね。

国会議事堂

ドナウの貴婦人「国会議事堂」

 ドナウの川べりを歩いていましたら、堂々としてしかも優美な建物にひきつけられてしまいました。ガイドブックで確認しましたら、これが"ドナウの貴婦人"の別名があるハンガリーの国会議事堂。川面に映るその姿は幻想的で、いつまでも見飽きることはありませんでした。



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ドナウの散歩道


ドナウ川沿いの道
 「ラーツ温泉」に入った後、ドナウの川風にあたりたくなってクサリ橋まで「お散歩」。そしてこの場所にきた時、この金色の"じゅうたん"と緩やかにカーブを描くドナウが「絵」のようで思わず足が止まってしまいました。

 ドナウ川と道の曲線、そしてイチョウの落ち葉のコントラストが美しいでしょう。 今回最も気に入った写真の一枚になりました。


「お散歩」の注意点

 知らない街を訪ねるとまず自分の足で歩いてみます。街の雰囲気、大きさ、人々の様子を知るには最適だからです。2キロぐらいの距離なら交通機関を使わずに歩きます。でも、ここブダペストを歩く時には足元に注意して下さい。犬好きな人が多いらしく、その落とし物があちらこちらに落ちているので、要注意!



「くさり橋」

くさり橋
 ドナウ川に架かる橋の中で”最も美しい”と言われている「くさり橋」。

 両側に2頭づつ計4頭のハンサムなライオンに守られていて、どこから見ても「絵になる」、ということはどこから撮っても「写真になる」とっても魅力的な橋です。この橋は第2次世界大戦時にドイツ軍により破壊され、現在の橋は1949年に架け直されたものだそうです。


 暗くなるとライトアップされ、その優美な姿を川面に映しています。夜の散歩は(カップルなら尚のこと)お勧め。本当にきれいなんですよ。



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博物館

 ここブダペストには数十もの博物館・美術館があります。行ったのは王宮博物館、国立美術館など数館で、どこも150〜200フォリント(約120〜150円)で入館できました。私は絵画よりも工芸品とか民芸品のほうが好きなので、興味深く感じたのは「民族博物館」、「王宮博物館」の一角にある「歴史博物館」とか、「国立美術館」内の「エジプト室」などでした。



 「国立美術館」に行くために地下鉄に乗り(50フォリント:約40円)「英雄広場」で降りるとハンガリー建国千年を記念して建てられた記念碑が出迎えてくれます。この裏手に「セーチェニ温泉」などがある市民公園が広がっていて、この日も「子どもショウー」などでにぎわっていました。この公園、広場、美術館、池、遊園地に動物園、どれをとっても上野公園を連想させました。

「国立美術館」

国立美術館
 この広場に面し(向かって左に)エル・グレコなどのスペイン絵画のコレクションで有名な「国立美術館」があります。

 この日は館内でパーティーがあるらしく、準備のためとかで16:00には追い出されてしまいました(通常は17:00)。せっかく最後にスペイン絵画の部屋をとっといたのにゆっくり鑑賞出来なくて残念。あなたは好きな食べ物を最初に食べるタイプですか、楽しみは最後にとっておく方でしょうか?


 ここで忘れてならないのが「エジプト室」。これぐらい展示品が少ないと(ごめんなさい)ゆっくり鑑賞出来ていいですね。ここにあるミイラ棺の8割に「ミイラを祝福するアヌビス神」が描かれていました。山犬の頭をしたあの神様です。何のことかわからないかという方、ここからエジプトに飛んでご覧になって下さい。



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「民族博物館」


民族博物館
 国会議事堂の向かい側にあるこの博物館、歴史の重みを感じさせる建物自体も天井が高く豪華版の内部ホールも素敵でした。

 展示室はきちんと区分けされていてわかりやすく、農作業、各種生産業の道具類を展示してある部屋から民族衣装、調度品、台所用品の展示コーナーまでじっくり鑑賞できます。

 「これはどうやって使うのかな?」なんて考えながら展示品を見て回るのはなぞ解きのような面白さがあって大好き。だから博物館巡りは止められない!?


 ここで特筆したいのが子ども用品のコーナー。現代にも通ずるおもちゃやベビー用品が素朴な材料(木や織物)で愛情深く作られているのが伝わってきて、見入ってしまいました。色々な国の博物館に行きましたが、子ども用品というのは散逸しがちなのか、あまり価値がないと思われているのかわかりませんが、コーナーを設けてきちんと展示してある所はあまりないのです。ここは「エライ!」



「ブダペスト歴史博物館」

スフィンクス
 この博物館は王宮の丘の南端に位置しています。古い城塞の上に歴代の城主が増改築を繰り返して現在の王宮になった様子が実際に地下に降りて確かめることができます。

 隣のナショナル・ギャラリーには人があふれていても、ここまで足をのばす人は少なくて(ツァーに組み込まれていないのでしょう)この場所でも一人。閉所恐怖症気味の私としましては、ここの階段を降りるのは勇気がいりましたね。

 地下に降りていきますとこのスフィンクスが待っていました。 ギリシアエジプトのそれとは異なり丸っこくってなんとなく可愛らしい。


 狛犬や仁王様のように守護の役割を与えられていたのでしょうか。そう言えば インドネシアにも似た雰囲気の狛犬とスフィンクス風の半人半鳥がいました。



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