インドネシア国旗

インドネシア


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ブロモ山

 知人にブロモの絵葉書を見せられてから、どうしても自分の目で見たくなりました。チョット遠いし一人だと割高になるそうですが、後半最初の訪問地は「ブロモ」に決定。

 せっかく1日を有効に使おうと思いましたのに、朝の便が1時間10分もの遅れで出鼻をくじかれてしまいました。でも、スラバヤ空港インフォメーション窓口の女性がとても親切でかなり正確な情報を得ることができましたので、プラマイでいうとプラスかな。

日の出を見る人
 彼女のアドバイスに従い、まずローカル・バスでプロボリンゴ。ここからホテルのある外輪山の町チェモロ・ラワンへはタクシーを利用しました。

 ホテルのフロントで翌朝のジープの手配。6人乗りのジープは1台 85,000ルピア(約4250円)。確かに1人だと総てが高くつきます。他の旅行者とシェアすれば安くはなりますが、ここでは自由に写真を撮りたかったのでフンパツすることにしました。


スメル噴煙
 出発は朝の4時、約40分でビュー・ポイントに到着です。日の出を待つまでの1時間ほどは冷え込みます。手前はドイツの団体さんで「寒いサムイ」を連発するガイド氏に「このぐらい普通だよ」と自分たちの毛布を掛けてあげていました。

 後方の富士のような美しい山セメル(スメル)は活火山で、間欠泉のように10〜30分間隔で噴煙をあげます。噴火するとガイド諸氏が「スメル、スモーク!」と叫ぶ。「シャッター・チャンス!」




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ブロモの日の出

 だんだんあたりが明るくなってきました。でも地平線の雲は動きません。今年(97年)元旦、アンコール・ワットでの 初日の出のこともありねばったのですが、これ以上の画像は撮れませんでした。残念。「明日も来たら」とは運転手さんの言葉。

日の出

ビュー・ポイントからの日の出



ブロモみやげ

 日の出を待つ間はかなり冷え込みます。南国インドネシアに防寒具を持ってくる方はそういないと思いますが、それでも大丈夫。それはここで「ブロモ」というネーム入りの帽子を売っているからです。早朝5時、ジープは暗闇のビュー・ポイント駐車場に到着。この脇にある茶店は煌煌と明かりをつけて観光客を誘っています。

帽子
 この店では早く着いた観光客や運転手達が、コーヒーや紅茶など暖かい飲み物で暖を取っていました。フトその先に目をやるとカラフルな帽子が目に飛び込んできました。きれいに並べられて気をひきます。丁度インドネシアの方たちがどれにしようか物色中でしたので、いつものように

 「いくら?」と聞くと、帽子、手袋にマフラー、どれもが1つ
 「3,000ルピア(150円)よ」 「エー、安い!」。


 ジャカルタの有名デパート"サリナ"で買った帽子は 25,000ルピア(1250円)もしました。これなら「ここで帽子を買ってかぶり、あとはお土産にすれば良かった」と思いましたので、お伝えしておきます。



ブロモ山火口へ

 日の出の撮影が終わると潮がひくように人気がなくなります。皆これからブロモの噴火口に向かうのです。ジープをチャターしている特権で(当たり前ですが)太陽が少し昇り山々のひだをはっきり見せてくれるまで、一人残りました。

ヒンドゥー寺院
 山を降りると途中から霧(雲海)の中に入ってしまい、周囲の様子が全くわかりません。しばらく走るとこの寺院が見えてきました。霧の中の寺院って幻想的!

 普通ジープはこのヒンドゥー寺院の先で停まり、観光客は徒歩か馬でブロモ山頂に続く階段まで向かいます。右手に見えているのが私が乗ってきたジープです。




 この日、運転手さんはサービスで悪路の道をもう少し先まで走ってくれました。もう階段まですぐのところです。で歩き出したのですが、先ほどの「帽子」の女性たちが馬に乗って追い越していきながら

「あなたも乗ったら」というので、ここでも「いくら?」 「往復で5,000ルピア!」

馬に乗る私

 というわけで馬上の人となりました。定価がないようなこんな場合、地元の人に確認してから「あの人と同じ」と交渉するのが一番。ボラレル心配がないので精神衛生上大変よろしい。この方法皆さんにもお薦めします。いつかどこかの国で試してみて下さい。



 早朝はヒンドゥー神話の乳海か「風の谷のナウシカ」の腐海かとでも言うような深い濃い雲海がたちこめていましたが、ブロモの噴火口を見てホテルに帰ってくる頃にはそれもすっかりあがり山々は全貌をあらわしました。

 ホテル前の展望台からはクレーターの中、ブロモの麓まで約2Kmの道のりを馬や徒歩で行く人たちや上述のヒンドゥー寺院までがはっきり見えます。でも、朝の神秘的な山の姿を見ている私には丸裸にされたようで痛々しくさえ感じます。女性も山々もヴェールをまとっていた方が美しい?!




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古都ソロ

 2つの王家の元に栄えたインドネシアの古都ソロ。日本人には”ブンガワン・ソロ”の町と言った方がわかりやすいかもしれません。川を中心に栄えた都ということで先日訪れた ベトナム中部の古都フエを連想してしまい、同じようなイメージの画像を撮ろうと半日使ってしまいました。そのためにベチャの運ちゃんと喧嘩腰でやりあったりして、後で考えると我ながらおかしな話です。

ブンガワン・ソロ

ブンガワン・ソロ

 この2月、福井県三国の「重油回収」現場にマッサージ・ボランティアで行った時のことです。1週間泊まった民宿には、取材陣も入れかわり泊まっていきました。同じ海を見ても、「こんなにキレイになりました」という立場と「まだこんなに汚れている」という記者とでは全く異なる文章を書き、当然読者もその記事に左右される。 このソロ川の写真もそれと大差なく私の"イメージの押しつけ"なのかもしれません。



マンクヌガラン王宮

 2つの王家があるソロには2つの王宮があります。マンクヌガラン王宮とカスナナン王宮です。マンクヌガラン王宮はガイドつきでの鑑賞になりますが、ご安心下さい、日本語がとても上手なガイドさんたちが揃っています。

王宮

 ここで初めて「男性の貞操帯」(しかも黄金製です!)とやらを見ました。スルタンが外国訪問などで長く王宮を留守にする時装着して行ったそうです。もちろん同時に奥様も着用、鍵はお互いが持っていたとか。スルタンともなると色々大変なようですね。



「王様のジープ」

王様のジープ
 この王宮にジープが停まっていました。
 「街を走っていてもすぐ王様の車とわかる」そうで、その秘密はと言いますと

 「AD」はソロ、「9」は第9代、「MN」はマンクヌガラン家を表わし
 このプレートから「ソロ、マンクヌガラン家、第9世スルタン」所有の車と誰もが判るということでした。




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2つのヒンドゥー寺院

 4月18日、未知の町の探訪はいつものように博物館からと早起きして出かけましたのに何か変。休館日ではないはずなのに博物館は閉まっているし、観光案内所に行くとここも人気なし。「何で!」と通りがかった人に聞いてみましたら、どうやら「祭日」らしいのです。そうでした、インドネシアではイスラム教とキリスト教とヒンドゥー教など宗教行事の時はお休みだったんです。ところで今日は「どの宗教の祭日?」

 王宮もどこも閉まっているということなので、急遽ソロ郊外のヒンドゥー遺跡を訪ねてみようと思い立ちました。「マヤ文明の建造物に似ている」寺院があると何かで読んだことがあります。そこまでは2度バスを乗り換えると言うことですが、まあなんとかなるでしょう。



スクゥ寺院

 「終点で乗り換え」とガイドブックに書いてあった場所が終点でなくなっていたため途中まで引き返すということはありましたが、やっとスクゥ寺院のある村までやってきました。ところが先刻降り出した雨が本降りになり、同じミニバスで降りた人たちと一緒に雨宿り。

スクー寺院
 降りた場所がバイクタクシーの溜まり場前。この雨の中どうやってバイクの後ろに乗っていくのかと観察しました。運転手が山登りの時などに着るポンチョを着用、客はその後ろを頭からスッポリかぶって「ゴー」なのです。

 このターミナルには料金表がありましたし、「傘がない」という私に見学中は自分のポンチョを貸すからと言ってくれるので乗ることにしました。


 スクゥ寺院は、何とも摩訶不思議な空間。手塚治虫の「三つ目が通る」の世界ですね。メキシコ、特にユカタン半島チチェン・イツァ 遺跡のピラミッドによく似ています。せっかくこんな興味深い場所に来ているのに、土砂降りで思うように写真が撮れなかったのがとても残念!



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セト(チュト)寺院

 スクゥ寺院が想像以上だったので、もう一個所の寺院セトにも行ってみたくなりました。この寺院まではかなりの距離がありましたが、ポンチョを頭からかぶっているので周囲が全く見えないし、2人でシェアしているので横から雨は吹き込むしで大変。片手でバイク片手でカメラバックを抱えた腕にはかなり力が入っていたらしく翌日は両腕の筋肉痛。

チェトー寺院
 山頂にある本殿に向かって割門に挟まれた階段が一直線にのびています。途中いくつかのテラスと割門を通過していくのですが、本殿近くのテラスにこんな面白い石造品がありました。巨大な亀を中心に魚や動物などが配されています。亀はスクゥにも祭られていましたが、一体どんな意味?

 どうしても気になるので撮ることにしましたが、なかなか気に入ったアングルがみつからない。角度(高さ)が必要だと判断したので塀の上に登って(ゴメンナサイ)撮ったのがこの写真。帰国後調べましたら「シヴァ神の性標リンガ」と解説してある本がありました。


 事前に調べて出かけていたらただの確認行為ですが、知らないと総てが自分のもの(体験)になるので得した気分。(もちろん損をすることもありますが)

 帰りにはポンチョから顔を出し周囲を見てみました。なんと険しい道を通っていたことでしょう!そう言えばこの両寺院は15世紀、イスラム化の波に追われるようにして山奥へと逃れたヒンドゥー文化の最後の華とも呼べるものでした。山が深く険しいはずですね。




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