インドネシア国旗

インドネシア


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ジャカルタ

 1988年のバリ・ボロブドゥール、1990年のスマトラ・バリに続く3回目の今回は、ジャカルタの知人を訪ねがてらボロブドゥールの写真を撮るためのインドネシア旅行です。

ビジネスビルからの眺め
 空港からは「日本の援助」を連想させるに充分なほど日本に良く似た造りの有料道路を通っていきます。が、下を見ると阪神・淡路大震災の記憶が残る目には不安になる橋梁、「大丈夫かな?」

 市内に入ると奇抜なデザインのビルが目をひきます。階級社会のこの国では金持ちは桁外れに金を持っているらしく「大統領の長女がオーナー」という建築中の超豪華ホテルは中でも目立っていました。

 ジャカルタを南北に貫く大動脈、タムリン通りに面して高層ビルが建ち並び日本の官庁街といった様相を呈しています。




 1998年5月21日追記 : スハルト大統領が辞任しました。高額の出国税を課し国民を外に出さない政策をとる一方で大統領一族や側近だけが富を独占する。先週の民衆・学生の暴動はそんな長期政権のひずみが噴出したのでしょう。その積もり積もった人々の不満、生活の不安が大統領が変われば解消されるのか、疑問です。



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独立記念塔「モナス」

ジャカルタのランドマークは純金製の炎(35キロ)を頂く高さ137Mの塔「モナス」

モナス
 この塔のあるムルデカ広場周辺には大統領官邸、国立博物館、イスラム大寺院、カテドラルなどがありジャカルタの中心、というよりインドネシアの中心のような雰囲気。台座部分は博物館になっていて日本軍占領の時代も含むインドネシアの歴史が紹介されています。

 1990年、スマトラ島からバリ島に行く途中にここを訪れた時「家族が日本軍に殺された」と言う人に話しかけられ、ただ謝るしかない辛い思いをしたことがあります。今日は展示室には入らず、その時パスした展望台(3000ルピア 約150円)に登ることにしました。


 インドネシアは「日本を兄気分と慕って」経済活動を続けているそうで、国策ゆえか戦争体験者が減ったからか不明ですが、今回の旅行中は以前とは異なり親日的な雰囲気が満ち溢れているようでした。



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国立博物館

 その展望室からも見える「国立博物館」は入館料 200ルピア(約10円)とただみたいに安いのに、内容は大阪千里の民俗学博物館のように盛りだくさん。インドネシアが多民族国家だということが良く理解出来ます。

国立博物館
 楽しみにしていた「海を渡った伊万里」、陶磁器の部屋は展示替えで対面がかなわず残念。

 1階はクーラーなしですが、2階はクーラーが入った目にも眩い「黄金の宝物室」。回転ドアに隔てられた左が仏像の装身具、右が短剣・調度品・アクセサリーなど一般(権力者)の人間用の金製品。この部屋が日本の援助だということが入り口の説明文でわかりました。「ナルホド」


 観光中、強い陽射しと暑さにゲンナリしている方、ここでゆっくり目を楽しませながら涼んで行かれると良いですよ。しっかり冷房が効いていますから。



ガラス玉

「かつて人々はその時間と技術と情熱を、美しいものを作り出すために使っていた」

 と自説を裏付けするような解説文の添えられた「ビーズ・コーナー」
お金をかけた「黄金の部屋」以上に魅せられました。

展示品のビーズ
 その後の男性主導の世界では、自分の存在と力を誇示するため人を殺めたり征服するしかなかったのでしょうが、現在人々はその弊害に気付きはじめています (そう、かな?)。

 ガーナの博物館でもガラス玉に見ほれたことがあります。その美しいガラス玉は身を飾るだけでなく、なんと奴隷売買にも利用されていたのです!



 当時盛んに海上貿易が行なわれていたことを示すペルシアや ギリシア製のガラス玉を見ていると、心は遠い古代のエーゲ海・地中海へと飛んでいきます。他にも見所の多いこの博物館です、インドネシアでは開館時間が短い(というか13:00〜14:00と早めに閉館になる所が多い)のでなるべく早めに時間に余裕を持ってお出かけ下さい。



通貨とレート

1997年4月現在のレート : 1ドル=約 2,380ルピア (Rp.と表示)
(日本円が変動していますが、旅行時は100円=2,000ルピアで計算していました)

 空港にはシティ・バンクのカードも利用できるATMがあり現地通貨でおろせたので「これは便利」と安心していたのですが、地方に行くとこれがなく真っ青になってしまいました。幸いお守り代わりのドルの現金が少々ありましたので事無きを得ましたが・・・、クレジット・カードを持たない私としましては危機一髪、ハラハラしてしまいました。




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イスラム・ファッション

 この日は小学校の遠足なのか、親子連れの集団が「モナス」の台座広場でお弁当を広げのどかで「異様」な光景。何故「異様」さを感じたかと言いますと、彼女達の着ている服に対してです。親も子も頭から爪先まで全身をスッポリ覆った白っぽいイスラムのコスチュームなのです。

 「女性が髪や体をを見せるのはタブー」とされるイスラム教。インドネシアでは国民の90%がイスラム教徒なんです。白装束の集団に最初はチョットひるみましたが、良く見るとレースや色物使いなど個性的でとてもきれい。

イスラムの女性
 黙ってカメラを向けたら拒否されるかと「あなたの服がとても美しいので」どうか撮らせて欲しいと一声かけましたら嬉しそうにニッコリ笑って

 「ハイ、ポーズ」

 欲求不満気味の男性達を刺激しないようにと考案された衣装が、同性の私の目までひきつけるのですから彼女たちの美に対する憧れと執念には脱帽です。

 そして、その裏にある男たちへの(既存の三大宗教は男たちが自己中心的に作ったものと解釈しております)隠れた抵抗の意志には「エール」を送りたくなりました。

 エー、私こういう時にはフェミニストになるんです。


 2ヵ月後、本場(?)の中東を旅するチャンスに恵まれました。さあ シリアではどんなファッションだったでしょう。 ところで皆さんこの服一体いくらぐらいすると思いますか?とっても気になったので有名なサリナ・デパートへ調査に行ってしまいました。右の服でなんと「800,000ルピア!」。邦貨約4万円。

  この国の物価を考えると庶民には手の届かない数字でしょう。ある所にはあるんですね。民俗衣装が好きな私ですので「もし安ければ・・・」という下心(?)があったのですがこれでキッパリ諦めがつきました。




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