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花巻(宮沢賢治)



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宮沢賢治記念館

 「宮沢賢治記念館」は生前の賢治ががとても好きだったという胡四王山(こしおうざん)の中腹に建っています。「記念館」から「イーハトーブ館」へは、賢治が設計した南斜花壇と日時計花壇のある「ポランの広場」を通っても行けますがここはかなりの急斜面。車椅子での鑑賞は大変ではないかと思われるほどです。

 前夜、大沢温泉の露天風呂で会った自炊部の方が、「宮沢賢治もいいけれど足の悪い私たちには行かれないよ」と言っていた意味がここでやっと分かりました。

賢治記念館チケット

 それにしてもこの空間は不思議です。フツー見学者が多いと騒がしいものですが、ここでは大声でしゃべりながら入ってきた恐怖の(個人旅行者から見るとどこで会ってもこう感じます)団体客まで自発的にトーンを落としていました。それだけの力が宮沢賢治という人にはあるようなのです。

 ”宝石には宇宙の力(energy)が凝縮されている”と感じてから石が好きになった私は、賢治作品にちりばめられている宝石の扱いかたに魅力を覚えていましたから、鉱石の紹介ビデオコーナーには釘付けです。「月長石」「黄水晶」「琥珀」「金剛石」「黄玉」、、、、と石を通して「賢治の世界」にドップリ浸ってきました。

フクロウ

 科学から芸術・宗教まで賢治の幅広い世界を、童話原稿、イラスト、遺品などの資料展示から、「注文の多い料理店」「セロ弾きのゴーシュ」など賢治作品をスライドで紹介しているコーナーまで、盛りだくさんのこの記念館、一般の入館料がなんとたったの 200円!



宮沢賢治記念館 (0198-31-2319)・イーハトーブ館 (0198-31-2116)

開館時間:9:00〜16:30
  休館日:12月28日〜1月1日(イーハトーブ館は1月4日まで休み)
入館料:一般 200円 高校生・学生 150円 小・中学生 100円
イーハトーブ館の入館料も同額、共通入館券は個人のみ合計額から50円割引)

交通:新幹線新花巻駅より 2km 車で3分・バスで3分
東北本線花巻駅より 8km 車で15分・バスで20分


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山猫軒

 賢治の生前に出版された唯一の童話集「注文の多い料理店」(1924年)。彼の作品は読んだ事がなくともこの題名は聞いた事があるという方は多いのではないでしょうか。記念館の駐車場に隣接して建っているのがその名もずばり「山猫軒」。

山猫軒

 "その時ふと後ろを見ますと立派な一軒の西洋造りの家がありました。そして玄関には
「西洋料理店 山猫軒(RESTAURANT WILDCAT HOUSE)」というふだが出ていました"

山猫軒の看板
 「どなたもどうかお入り下さい。決してご遠慮はありません」

 看板、メニュー、店内の貼り紙、箸袋、どれをとってもあの童話を連想させられて思わずニンマリしてしまいます。

 「いま、WILDCATは留守です。安心してお入り下さい」と書かれた店内、メニューは「山猫すいとんセット」「山猫がゆ」「胡四王雑炊」「イーハトーブ定食」などなど。

 見てきたばかりの賢治の事を思いながらこんな食事をするのも楽しいもの。店主さんはなかなかの商売上手とみえました。


 生前の出版物としてはもう1冊、自費出版による「心象スケッチ 春と修羅」がありますが、どちらも反響はほとんどなかったらしいのです。現在私たちが目にする作品の多さから考えると信じられないほどですが、在世中にその才能を認められなかったというと、「炎の画家」ゴッホのイメージとどうしてもダブってしまうのは私だけでしょうか。

 この連想からどうしてもオランダのゴッホ美術館に行きたくなって、10月の東欧旅行の帰りにアムステルダムまで足をのばしてしまいました。




山猫軒 (0198-31-2231)

営業時間:9:00〜17:00 (年中無休)


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