日本国旗

越のヒスイ



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不動堂遺跡

 小滝ヒスイ峡見学は思った以上に時間がかかりました。今日の泊まりは洞窟風呂で有名な小川元湯なので、フォッサマグナ・ミュージアムは明日に変更。途中にあるはずの「ヒスイ工房跡」遺跡を見たいと、北陸道ではなく一般国道8号線を走りましたが、標識は見当たりません。考古学的には有名な場所のはずなのに「何故かしら ?」。

不動堂遺跡

東西約17m、南北約8mの大型竪穴住居 : 2号復元住居

 どこにも寄れなかったので、朝日町に着いたのは午後3時前。宿に直行するのはもったいないと、町内にある不動堂遺跡を見学することにしました。遺跡周辺は朝日町歴史公園として整備され、「不動堂遺跡展示館」はその一角にありました。



入場料 無料
TEL 0765-83-1100
問い合わせ 朝日町商工観光課


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百河豚美術館

 "百河豚"って字を見て「どう読むのだろう ?」と思いませんか。ここは地元出身の実業家青柳氏の東洋古美術コレクションを寄贈されて作られた美術館。ある河豚料理店の創立者でもある彼の号、「百河豚(いっぷく)」から命名されたもので、「心の安らぎの"一服"という意味もあるんだそうです。

百河豚美術館

百河豚美術館

 トンネル状のゲートをくぐると、眼前に広がる池には本館に渡る橋がスッと一直線にのび、まるで一服の絵画のよう。橋に一歩足をかけると、押し競まんじゅうをするような勢いで鯉が集まってくるのです。自分が襲われているような錯覚に、思わず後ずさりするほどの迫力でした。



 ピラミッド形の本館に展示された野々村仁清の作品群は、美術書でもあまりお目にかかったことがないような作品ばかりで見ごたえがありました。敷地内には校倉作り風の別館、池ののほとりには朝鮮半島の石像。じっと見つめていると「ここはどこ ?」という摩訶不思議な気分にさせてもらえる、庭園・建物を含めた総合芸術を楽しめる場所です。

百河豚美術館



開館時間 09:00〜17:00(入館は16:00まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始・展示替え期間
入場料 大人700円 大学・高校生300円 中学・小学生300円
TEL 0765-83-0100
住所 〒939-0723 富山県朝日町不動堂6番地


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バタバタ茶

 朝日町歴史公園の入り口には、江戸時代の町屋"旧川上家"が管理棟として移築されています。中では数人が囲炉裏(いろり)を囲んでおしゃべりの真っ最中。声をかけると奥にいたご婦人が「お茶飲んでいきなさい」。

 小振りの抹茶茶碗にドボドボと鉄瓶の液体を入れ、変わった形をした茶筅でさっとかき混ぜ「どうぞ」と出してくれました。「お湯だけ ?」と思ったのですが、見ると確かに泡立っていますしかすかにお茶の味もします。お茶葉も入れた様子もないのに、不・思・議。


バタバタ茶

日本唯一の「後」発酵茶
バタバタ茶の由来

 室町時代(1427年ごろ)、蓮如上人が越中布教のおり、この地方で既に飲まれていた黒茶を供茶に利用された。とも
 江戸時代、糸魚川城主として赴任した松平日向守(ひゅうがのかみ)が伝えた。とも言われている。

飲み方

・ヤカンなどで煮出した黒茶の汁を茶碗に入れ、二本合わせのバタバタ茶筅で泡立てて飲む。


 これがこの地方と、新潟の糸魚川名物の"バタバタ茶"。番茶に塩を少々加え、茶筅でバタバタ泡立てて供する庶民的なお茶の風習だそうです。由来はわかりませんが茶碗には、"五郎八茶碗"という立派な名前がついていました。ちなみに、"五郎八茶碗"・茶筅・バタバタ茶100gが入ったセットは、「5000円也」デシタ。



いただいた小石
 お茶を飲みながらの四方山話で、「古代のヒスイ工房を見にきました」と言うと、先のご婦人が「じゃあこれあげましょう」。差し出されたのは半透明のピンクの小石。

 「この石も・・・、ヒスイ ?」

 「この人 (隣に座っていた男性を指さし) が川で拾って来たんだけど、ヒスイにも紫とか緑とか色々な種類があるのよ。良かったら持っていきなさい」


 「本当にいいんですか。ワァー、うれしい !」と感激していると、「アラマ、そんなに喜んでくれるの」。と奥に立ち、「喜んでくれる人に持っていてもらった方がいいでしょう」と、白色のものや緑がかったものなど5個も追加してくれました。左手の小石が最初にいただいた物です。ありがとうございマース。


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小川温泉元湯

 「400年前の開湯、天然の洞窟風呂」とうたっている小川温泉の元湯、てっきり素朴な秘湯の宿だとばかり思っていました。山に向かってだんだん狭くなっていく道は、途中までは「予想通り」。でしたが、真新しいトンネルを抜けてこの建物の前に出ると一瞬「道を間違えたかしら ?」と思ってしまいました。

小川元湯

夕暮れの : ホテル「おがわ」
「もう400年も昔のこと、
黒部にあった小川の湯を
薬師如来がこの地に移し、
以来病に苦しむ民を救ってきました」

ホテルのパンフレットから



泉質 : 68度の弱食塩泉
効能 : 胃腸病・リューマチ・婦人病など

浴場 :
館内 : 大浴場・檜桶風呂・岩風呂
館外 : 洞窟風呂・女性専用露天風呂




TEL 0765-84-8111
予約専用TEL 0765-84-8121
住所 〒938-0163 富山県下新川郡朝日町湯ノ瀬1


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洞窟風呂

 部屋担当の仲居さんに「洞窟風呂は ?」と聞くと、「団体さんの到着が遅れているので、今なら誰も入っていませんよ」と「すぐ行ってらっしゃい」と勧められました。これはチャンスと、教えられた小川に沿った道を急ぎます。

洞窟風呂

川沿いの道を約10分 : 元湯名物「天然洞窟風呂」

 ぽっかり開いた洞窟の、大岩の肌を伝って流れるお湯が浴槽を満たして野趣満点。このお風呂は混浴ですが、女性用の脱衣所が浴槽近くに配置してあるのでやや入りやすい。最初ぬるく感じましたが、3本の樋から流れるお湯に肩を打たせているうちにポカポカしてきました。一人で入っているとまさに「極楽極楽」ですよね。



 「上流に女性専用の露天風呂がありますから、そこも忘れないで」と言われていました。日が暮れるまで洞窟風呂に入っていたい気もしますが、秋の陽はつるべ落とし。写真が撮れるうちに行かなくちゃ。

女性用露天風呂

女性専用露天風呂「蓮華の湯」
 女性専用に新設された露天風呂「蓮華の湯」は、洞窟風呂とは打って変わって、開放的な雰囲気。脱衣所もおしゃべりコーナー(?)も浴槽も、どれもが明るく広々としています。男性諸氏にはお気の毒ですが、この写真で我慢して下さい。

 これ以外にも小川温泉には、檜桶の露天風呂(とサウナ)付の大浴場に岩風呂などがありますが、どのお湯もとても良く温まります。本当は「子宝の湯」として有名なんですって。一人より二人で来るところ、ですね。



 お風呂を堪能してさあお夕食。私の勾玉を見た仲居さん、「友人に石に詳しい人がいますが、今夜は団体さん係りですから終わるのが遅いんですよ」とポツリ。そこを「遅くなってもかまいませんから !」と強力にお願い。

 諦めかけてた夜11時、お二人は自分で拾って磨いたという石をいくつも持って部屋に来てくれました。それから始まった深夜の石談義。次回は「ヒスイ海岸で石拾いね。」のお約束までしてしまいました。フジ子さん、ミチ子さん、お疲れのところ付き合って下さってありがとう。



注 : 「洞窟風呂」も「蓮華の湯」も12月〜4月中旬まで閉鎖です。


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