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東北の秘湯巡り



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後生掛温泉

「馬できて 足駄でかえる 後生掛温泉」

とうたわれているほど、昔から薬効あらたかな温泉として知られています。

後生掛温泉

 この写真でもおわかりのように、この温泉は火山の真上に建っているようなものです。裏手には自然研究路も設けられていて、泥火山、噴気など活発な火山活動の様子を見てまわる事が出来ます。

 男女別の大浴場は昔ながらの木造で、「箱蒸し」「蒸気サウナ」「泥湯」「うたせ」 など七つの楽しみ方ができます。私が気に入ったのは「泥湯」と 「蒸気サウナ」。鉱物質の泥を顔に塗って入浴、「うたせ」で流して「サウナ」で蒸す。まるで今流行のエステのようでしょう。これできれいにならなければおかしい(?!)




オンドル個室
オンドル宿舎

 案内された建物の入り口ドアを開けたとたん、熱気が襲ってきました。それも道理、地熱のある岩盤の上に建っているので丁度巨大なホットカーペットの上か低温サウナの中にいるような具合なのです。

 夏場は少々辛そうですが、ここに寝泊まりするだけで冷え性や神経痛には効果があるという話ですから、試してみる価値はありそうです。

 ここが私の泊まった四畳半の個室で、3人までオーケー。この温泉では「湯治村々民手帳」を発行していて人数や滞在期間により様々な割引制度が設けられていました。

 特典内容は「事務所にお尋ね下さい」とのこと。


 ここには数週間から数ヶ月までと長期滞在の方が多く、家族的な雰囲気。特に自炊室周辺で交わされる情報交換入りのおしゃべりは独特の味わいがあり、「私も湯治にきたい。」と思ってしまいました。これで湯治場に対する不安は解消、どころか病み付きになりそう。

 と、かなりこの温泉が気に入ったので、帰宅後母や伯母たちにすすめて送り出したまでは良かったのですが・・・。やはり夏場のオンドル宿舎は寝苦しかったようですね。




後生掛温泉 : 01862-3-7022


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玉川温泉

 昨日炊事場でのおしゃべりで「昼は玉川温泉へ行って、朝晩はここの風呂」という方が何人もいましたので来てみました。旅館前の駐車場は狭いので、日帰り入浴組みは温泉を見下ろす高台の駐車場を利用するようですが、ここで出会う人達はハイキングに行く時のように手に手にゴザを持っています。「ムッ?」今まで行った温泉とはチョットムードが違いますな。

 そして、旅館のほうではなく噴煙の上がる山に向って歩いて行くのを見て「?」。おりよく山から下りてきた人がいたので尋ねてみましたら、「あら、あなた知らないの、皆あのテントの中に入りに行くのよ。ゴザがないのだったら私のを使いなさい。名前を書いてあの薮の中に隠してあるからすぐわかるわ。使ったら同じ場所に置いておいてくれたらいいから」

 お言葉に甘えゴザをお借りしました。宮城の長友さんありがとう!

玉川温泉岩盤のテント

 噴煙の上がる禿山にあるテントには、熱湯の流れる小川(写真右手前)を渡っていきます。テントの外には順番待ちの人が溢れ、このロケーションともあいまって異様な雰囲気がありました。テントを覗くとものすごい熱気の中、人がギッシリと寝ています。これは後生掛温泉のオンドルと同じく一種の温熱療法の場のようですね。

 やっと私の番がきました。早速お借りしたゴザを敷いてジッと我慢の40分、と言いたい所ですが背中がやけどするほど熱くて10分も寝ていられません。後で聞きますと「健康な人は入らない方がいいですよ。あの熱でガン細胞も死ぬと言われているほどなんですから」 ですって。




 大浴場も岩盤浴もロケーションも大変気に入ったので翌97年に「東北の秘湯パート2」で 青森に行く途中ここに立ち寄りました。駄目もとで「空室は?」と聞いてみるとラッキーなことにOK。湯治仲間(?)には「あなた運が好かったわね」と言われましたが、長期滞在(予約)が多いので意外と1日なら空室にぶつかる事もあるそうなのです。参考になさって下さい。



玉川温泉 : 0187-58-3000
テント使用、露天風呂の利用 : 無料
新装なった大浴場の入浴料 : 600円


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乳頭温泉郷

 田沢湖から車で約50分、秘境ムードたっぷりの乳頭温泉郷に入ります。黒湯、鶴の湯、孫六、蟹場、妙の湯、大釜など魅力的な温泉が点在しています。ここでは鶴の湯に泊まりたかったのですが、秘湯の中でもトップクラスの人気のある宿なので予想が的中し(?)満室。400円を払って日帰り入浴でがまんするしかないですね。


鶴の湯

 この鶴の湯の入り口をご覧下さい。まるで時代劇のロケ地のようでしょう。

 それもそのはず、ここは1638年に秋田藩主の佐竹公が湯治に訪れたという歴史のある宿で、江戸情緒タップリ。

 向って左の茅葺きの建物がかつての「本陣」の名残り。奥には別の趣向の建物もあるようで古い民家などのお好きな方にも楽しめそうです。

鶴の湯入り口

 これでお湯もいいお料理もおいしい、とあっては人気の高いのもうなずけますね。



鶴の湯露天風呂

 これが乳白色の湯を湛えた人気の露天風呂。敷地内とはいえ道に面しているのでチョット入りにくい。そこで女性用風呂で会った彼女達に声をかけて3人で「ドボン。」 ついでにモデルにもなってもらいました。



鶴の湯 : 0187-46-2139
日帰り入浴料 : 400円


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泥湯

 鶴の湯が満室だった為、昨日は国道13号線をひたすら南下、ここ泥湯まで走ってきました。泊まったのは奥山旅館、自炊部にある内湯には打たせ湯もありました。

 早くこの露天風呂に入りたかったのですが、たまたま男性客が多かったのと道路から見える位置にあることから明るいうちは遠慮しました。

 夕食後仮眠を取り(単に走りつかれて寝てしまっただけですが)宴会客の寝静まった夜中にお風呂へ。ランプのもと山の端に見えてきた月を眺めて、「いい湯だなー。」

 となにやら男性の声。どうやら隣りで宴会をしていたグループの何人かがいらしたようです。「あのー、入ってもよろしいでしょうか?」

 この温泉に語り伝えられている話があります。「昔、若い娘が病気になりこの温泉で療養したいと思ったが、あまりに透明なお湯なので 恥ずかしくて入れない。それを気の毒に思った天狗が一瞬の内にお湯を濁らせた」というものです。

泥湯露天風呂

思わずこの話を思い出してしまいました。「お湯が濁っていて良かった」

 秋田から仕事の会合でここに来たという皆さん、「イヤー、女性と一緒にお風呂に入ったのは初めてですよ」と感激してくれました。夜目、遠目、濁った湯の中効果ですね。



 青森の恐山、富山の立山と共に、日本三大霊地に数えられている川原毛地獄はここから車で10分ほど。最近発見されたという秘湯「川原毛大湯滝」はこの地獄の谷底にあります。宿の人に尋ねると、「今年は雪解けが遅かったのでまだ冷たくて入れませんよ。」

 それでもと行きかけはしたのですが、天気は悪くなってくるし人の気配はしないしで怖くなり、途中で引き返してしまいました。




泥湯温泉 奥山旅館 : 0183-79-3021


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