日本の国旗

東北の秘湯巡り



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白水阿弥陀堂

 白水と書いて「しらみず」と読みます。この字を良く見てください。これは「平泉」の泉という字を上下に分解したものです。源頼朝に滅ぼされた藤原清衡の娘徳姫が、夫と一族の菩提を弔うため1160年に建立。時の権力者の手前「平泉」と言う字を使う訳にはいかず、「白水」と名づけたといいます。

阿弥陀堂庭園

白水阿弥陀堂 : 浄土庭園

 平安末期の代表的な建築物として国宝にも指定されているこのお堂は大きな池に浮かぶように建っていて朱塗りの橋を渡って拝観します。上の写真では右の木立の中になります。



白水阿弥陀堂 : 0246-26-7008
拝観時間 : 8:30〜16:00(11月〜3月は15:30まで)第三水曜日休み
拝観料 : 350円


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夏油温泉

 「あぶくま洞」(入洞料:1200円)に寄り二本松から東北自動車道へのりました。途中白河付近だったでしょうか、「アテネ」という標識がでてきてビックリ。寝ぼけたのかと目をこすりましたが確かに「アテネ」。どうやらこの付近と同緯度の都市ということで表示されているようです。
 (盛岡付近には「ワシントン」、道路公団もなかなかしゃれた事をなさいます。)

 今夜の宿、元湯夏油は北上から車で約45分。「日本の秘湯を守る会」会員にもなっていて、現在でも昔の湯治場の雰囲気を色濃く残している温泉です。


夏油温泉露天風呂
 今回は 「花巻(宮沢賢治)」 という強力な磁石がありましたので、やっとここに泊まる決心がつきました。賢治さんには本当に感謝しなければいけませんね。

 写真は初めて混浴の洗礼(?)を受けた夏油温泉の代表的な露天風呂「大湯」。

 脱衣所が別だったからか、素朴な方達に囲まれていたからか、はたまた周囲の環境のせいなのか、何の抵抗もなく入れました。


(「混浴」には抵抗があるという方、男女別の内湯もありますからご安心を。)

 ここには秘湯好きの方達が集まってくるらしく、大広間での食事時に隣りのグループに「どこの温泉が良かったですか?」と尋ねたことから、時ならぬ秘湯自慢話大会が始まってしまいました。きっと人の行っていない温泉の話をする事が優越感をくすぐるのでしょう。「日本百名山」や「海外渡航」の国数争いみたいでした。

 花巻以降の予定はここで仕入れた情報を参考にして組む事にしましょう。



洞窟むし風呂

 ここには七つの温泉があるのですが、極めつけは名物「洞窟むし風呂」。

 宿を出て川沿いに少し登っていくとこの洞窟があるのですが、朝6時前に起きて出かけましたのに、途中で洞窟帰りの数組とすれ違い「さすがに年配の方は朝が早い」と感心してしまいました。

 入り口にはスノコと簡易棚があるだけ。中は真っ暗、足元はゴツゴツなので岩肌を手探りしながら奥へ。

 最奥の浴槽部は思っていたより浅く、座ってもおへそまでしかお湯がきませんが、ゆっくりつかれば天然の蒸し風呂効果で体はポカポカ。これなら湯冷めの心配はなさそうです。

洞窟むし風呂

 ここにつかっていると昨年(1995年)訪れたギリシアのペロポネソス半島で入った「カイアファス」温泉を思い出します。それにしても洞窟ってどうしてこう神秘的な感じがするのでしょう。この中なら哲学者にでもなれそうです。

 先客がいたりするとチョット入りにくいのですが、これに入らなければ夏油温泉にきたとは言えませんので(とはオーバーですが)一人旅予定の女性の方、頑張ってね。(何を?)




夏油温泉 : 0197(67)3931
冬季連絡北上事務所 : TEL/FAX 0197(64)6375


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遠野

 "証明されないと認めない。見えるもの触われるものしか信じない"という「科学万能」の現代に住んでいると無くさざるを得ないもの。「正体のわからない者」と共存できる想像力やゆとり、心の豊かさがここ遠野にはまだ残っている、そんな気がします。

遠野博物館チケット

 「河童」「オシラサマ」「ザシキワラシ」など、この地方に伝わる昔話や世間話を「遠野物語」にまとめ民俗学を確立した柳田国男。彼の展示資料を見ていましたら、手塚治虫と宮沢賢治の名とその作品群が頭をよぎりました。その後これに(私の認識に)加わったのが、世界的な博物学者・和歌山が生んだ巨人、南方熊楠です。

 記念館を訪れた時、「柳田は一国民俗学、熊楠のは比較民俗学」とあり「なるほど」と思ったものです。南紀方面に行かれることがありましたら、白浜の「南方熊楠記念館」に足を伸ばしてみたらいかが?




遠野私立博物館 : 0198-62-2340
開館 : 9:00〜17:00
休館日 : 4月〜10月は月末日(他の季節は月曜も休み、詳細は問合わせを)
博物館・昔話村共通券 : 一般 500円 高校生 300円 小・中学生 200円


 昔話村では「語りべ」さん達が交代であなたを昔話の世界へと誘ってくれます。その独特の語り口は懐かしく温かい。他に「旧柳田国男隠居所」や、代表的な13の民話を紹介する「物語蔵」もありますので、時間だけはタップリ持ってきて下さい。さっと一巡しすぐ帰る方達が多かったのですが、駆け足ではもったいないですよ。


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カッパ淵

駅から6.5km、車で10分ほど走ると「カッパ狛犬」のある常堅寺に着きます。

狛犬?
 右の「狛犬」抱いて持ち帰りたいほどの大きさで、頭の窪みが微笑ましい。頭のお皿に水が溜まっているのですが、この写真でおわかりになりますか。

 左は何かといいますとインドネシアの ボロブドゥールを守る「狛犬(ライオン)」なのですが、両者がどことなく似ているのでついご紹介したくなりました。いかがですか?

カッパ狛犬



カッパ淵

ここならカッパが出てきても不思議はないですね。

 境内を抜けると裏手のカッパ淵に出ます。昼でも薄暗い木立の中を流れる小川は異次元から流れてくるかのように清らかで、風も空気もほかとは違って感じられます。


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「花巻」


 昨晩は花巻大沢温泉に泊まりました。宮沢賢治ゆかりの温泉です。 「花巻」 周辺のことは別のページで紹介していますので、こちらをクリックしてご覧下さい。

 右は大沢温泉の名物露天風呂。豊沢川に面して広々としたこのお風呂、底がブルーのタイルのせいもあってか、とてもさわやかで明るい。賢治も生徒達を連れこのお風呂に入りにきたのですね。

大沢温泉露天風呂

 夏油温泉で多少混浴にも免疫(?)が出来てきましたので、先客(男性)のある朝風呂に挑戦。紳士的な皆さんはソーット中央の柱の影に移動してくれました。



花巻大沢温泉 : 0198-25-2021


八幡平周辺の温泉

7月3日(水曜日)

 この日と翌日は賢治記念館など、花巻を散策。2日後、雷雨の羅須地人協会(賢治の家)を後にし、まるで無料の洗車機のような豪雨の東北自動車道を一路北へ向かいました。悪天の中、初めての山道を走るのに不安を感じていましたが、八幡平で高速を降りる頃には雨の勢いも衰えて来て「ホッ」としました。さあ、いよいよ"秘湯巡り"の本番です。

 泊りは「後生掛温泉」にしたいと途中で電話を入れたのですが、あいにく旅館部は満室で「オンドルなら空室あります」とのこと。オンドル個室とは面白そう。「その部屋でお願いします」というわけで、今夜は思いがけず自炊部のしかもオンドル部屋にと決まりました。



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藤七温泉

 夏油温泉で仕入れた情報の一つ、藤七温泉。八幡平の頂上近くにあるここは標高1400メートルあります。「女性の露天風呂からの眺めのほうがいいようですよ」と聞いていますので楽しみです。今年の東北は雪解けが遅かったとかで、宿の付近にもこんなに残雪がありました。

藤七温泉全景

女性専用露天風呂は建物向って左端、男性用(女性も入浴可)は右端。

 比較対照のため、一般と女性、両方の露天風呂に入ってきました。男性には申し訳ないのですが確かに女性の風呂の方が眺めが雄大、岩手山方面の展望を楽しみながら入浴が出来ました。

 東北の温泉のほとんどが400円ほどで日帰り入浴できますので登山帰り、ドライブの途中に入浴されたらいかがでしょう。きっと命の洗濯ができますよ。



藤七温泉 彩雲荘 : 01957-4-2992
日帰り入浴料 : 400円


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