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伊勢志摩 |
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| 伊勢神宮の正式名称は、単に「神宮」。皇祖神"天照大神(あまてらすおおみかみ)"を祀る「内宮」、アマテラスの食事の世話係り"豊受(とようけ)大神"を祀る「外宮」、「神宮」は、両宮を中心にした百数社の総称です。「内宮」・「外宮」それぞれは、「ないくう」・「げくう」と濁らずに読みます。通称「お伊勢さん」には |
板垣から外玉垣南門を望む |
でもしかし、ドメイン名"アマテラス"を持った時から・・・、いつかは「行くしかないのかな」とも思っていました。お伊勢さんとは長い付き合いになりそうですから、今回(ウェッブ上で)は気張らずに紹介にとどめることにし、まずは先例にならい「外宮」に先参りいたしましょう。 |
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内宮・外宮共、正殿は4重の垣根で守られています。外から、板垣・外玉垣・内玉垣・瑞垣。一般参拝者は板垣の中、外玉垣の門前までしか入れず写真撮影は禁止です。外玉垣南御門には白の薄絹がかけられ、それが風でフワッと巻き上がると、内側がチラッと見える仕掛け。この風のいたずらの瞬間を、望遠で狙ったら良い写真になるかもしれません。 板垣と外玉垣に囲まれた空間は、 メキシコのヤグール遺跡"柱の間"の雰囲気と似ていて、入った瞬間魂が(メキシコに飛んで)抜けたようでクラッとしてしまいました。 |
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"豊受大神"の荒御魂(あらみたま)を祀ってある、第一の別宮"多賀宮(たかのみや)"。荒御魂とは神様の積極的・活動的な働きをする魂を言い、正殿に祀られているのは和(にぎ)御魂だとか。
ここで注目して欲しいのは、その位置です。正殿の南、98段の石段を登った山の上に南面して建てられています。つまり、外宮正殿の南かつ高いところに配置されている、ということです。それだけ記憶していただいて、次(内宮)に「行きましょうか」。 |
連休とあって内宮周辺の道路は大渋滞。30分以上かけて駐車場に車を入れ、無事この宇治橋の前に立った時にはもうグッタリとしておりました。渋滞が予想されるこんな日には手前の市営パーキングに駐車して、のんびりとおはらい町を散策しながらお参りすることをお勧めします。
俗界と聖界を結ぶ宇治橋 : 内宮では右側通行 五十鈴川にかかる宇治橋。その両端に立つ大鳥居は、不必要な装飾がなくシンプルで中々いい。この鳥居は旧正殿の棟持ち柱の再利用で、内・外鳥居それぞれで20年づつ、合計60年のお勤めを果たすそうです。無意識に通過せず「お勤めご苦労様」の気持ちを込めて、ジックリながめてきて下さい。 |
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玉砂利のひかれた参道を人の流れに乗って歩いていると、前が急に開け五十鈴川のほとりに出ました。淵には大きな鯉が泳ぐここが"御手洗(みたらし)場"。参拝者が身(手)を清め、気を引き締めて内宮へと向かう場所でもあります。外宮とは異なり"御手洗(みたらし)場"が右にあるから、内宮では右側通行なんですって。
アマテラスの住まい、内宮正殿は自然石を組み上げた石段の上。外宮は平面的でしたが、内宮では自然に「仰ぎ見る」ようになっています。外宮でも「これ何かな?」と疑問に思った塀が、ここでも石段の下にありました。 正殿を直視しない(できない)よう板垣の門前に建てられた"蕃塀(ばんぺい)"だそうですが、最初「ここから写真を撮りなさい」という目安かと思っていました。 この神域を歩いているとアマテラスに、それ以前にここに居た神様の姿が重なります。彼女は「大切に守られている」というより、「厳重に封じ込められている」ような空気なのです。そう、ミャンマーのアン・サン・スーチー女史が軟禁されている様に。 |
| それと同時にもう一つ、思い出したことがあります。以前トルコを旅した時「貴方の国のアマテラスは、この国の女神アルテミスが東方に伝わったものなのですよ」とトルコの人から言われたことを、です。 |
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正殿から別宮へ向かう途中には、神宮の神田でとれた稲が納められる御倉があります。小さい建物ながら周囲に垣根がないので、掘っ立て柱・扉の金具の様子などを間近で観察することができます。
金具にご注目 : 内宮では金色の金具が使われています。 ここで後ろから「なぜ20年毎に建て替えるの。もったいないじゃない。50年に一度でもいいのに」「いやそれだと技術が正確に伝わらないよ」「ああ、そうか」といった会話が聞こえてきました。フム、ナルホド。 お宮だけでなく、調度品も衣装もすべて新調される遷宮。技術者の寿命からして、20年毎なら技術を正確に後進に伝えることができる。これは世界に例をみない、合理的な文化の継承法といえるのかもしれません。 |
| 正殿の北面(裏側)、アマテラスの荒御魂をまつる別宮"荒祭宮"まで、55段の石段を降ります。外宮の別宮が正殿の南(正面)・上方にあったのと、丁度反対の位置関係になっているのは「なぜ ?」。 |
「天」の字に見える ? "踏まぬ石" |
この石段の途中に"踏まぬ石"がある、とガイドブックに書いてありましたが、記述が不正確でどれのことだかわかりません。正殿に祝詞(のりと)をあげていた女性が通りかかったので、「アノー」と石のことを聞いてみました。
"荒祭宮"から正殿へ、15段上がった所にあるこの石が"踏まぬ石"。割れ方が「天」の字に見えるそうですが・・・ ? ここでは人は右側通行で、中央は神様の通り道。だから、中央にあるこの石は"踏まない"ものなのですって。 |
| 正殿から55段降り、15段上がった場所にあるのが別宮"荒祭宮"。"踏まぬ石"も15段目にあるというのは、易学上とても意味があることらしいのですが、不勉強のためそれ以上の事はわかりません。でも面白そうなので、継続課題にしようかな、と思っています。 |
アマテラスの正式名称は : "あまてらしますすめおほみかみ" この立て札の前で読み上げにチャレンジする人が多かったのですが、早口言葉のようでスンナリとは読めず、皆さん一様に苦労していました。上述の祝詞の女性は"あまてらしますすめらみことのおおみかみ"と言っていたようでしたが、とにもかくにも日本の神様の名前は難しい。 |
| お伊勢さんの門前町"おはらい町"。五十鈴川に沿ってのびるこの通りで、目指すは新橋のたもとの赤福本店。ありました、ありました。店先の土間に朱塗りの三連かまどを構えた様子は昔のままです。入り口で食券(一皿250円)を買ったら土間を抜け、奥の座敷の好きな場所に陣取りましょう。すぐにこの赤福と、例の茶がまでいれたお茶を持ってきてくれます。 |
お店で食べる赤福は一皿250円 |
伊勢の霊薬 : 万金丹 |
| 新橋手前の薬局でもう一つの伊勢名物、小西の「万金丹」(200粒入りで1000円)を買いました。胃腸病や食中毒に効果大というこの丸薬は、伊勢参りが盛んになるにつれ「伊勢の霊薬」として全国版になったのだとか。ここには他にも面白いネーミングの漢方薬が並び、まるでミニ博物館を見学しているようでした。 |
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赤福本店の向かい"おはらい町"の一角が、明治時代の伊勢の町並を再現したという"おかげ横丁"。ここを行き交う人は皆、大人も小人も何故かゆったりと楽しそう。全国の招き猫を集めた"吉兆招福亭"もここにあります。 |
おかげ横丁のマスコット |
「猫面を洗って耳を過ぎればすなわち客至る」 という中国古典と共に、猫は千年以上も昔に唐から渡来したと言われています。招き猫が、千客万来・商売繁盛を願う縁起物となったのは、その辺りに由来するようです。 "吉兆招福亭"のチラシより
あなたが欲しいのはどの猫ちゃん ? |
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