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北陸地方の博物館



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魚津埋没林博物館

 「蜃気楼・ホタルイカ・埋没林」これが魚津の三代奇観。金沢行きの途中で寄った埋没林博物館でこの2つを見ることができました。魚津港に隣接するランドマーク的な建物群は印象的で美しい。展示法もわかり易く応対も親切で、埋没林を大切に守ってきた地元魚津の方達の熱意が伝わってくるような博物館でした。

魚津埋没林博物館

 右手前が博物館の入り口。道路の下の展示通路を抜けると、中央白色の「テーマ館」に出ます。左右に、樹根を乾燥展示している「乾燥展示館」「ドーム館」、蜃気楼展望台などが配置され、圧巻は何と言っても「水中展示館」。



埋没林

 館内に入るとひんやりした空気に包まれます。正面の大きな水槽の中には四方に根を張った巨大な樹根が三体。1500年前と同じ冷たい地下水に包まれて、恐竜のような姿で眠っていました。地下に降りると観察窓から、根の様子を身近に観察することができます。

魚津埋没林博物館

神秘的な水中の樹根
 「埋没林とは陸上に生育していた樹林が立木のまま埋積され、その遺体が現在まで残っているものを指す……」(農業環境技研の定義より)

 魚津の場合、海水面下に水没した後に河川の堆積物に覆われたもので、年代は1300年〜1800年前。腐食もせずに現在まで保存されたのは豊富な地下水のおかげとか。


 背後にそびえる立山連峰の雪解け水「魚津のおいしい水」。これが海水面変動という地球の歴史を語り、「蜃気楼」の一因にもなっている?のなら「自然からのプレゼント」とも言えそうです。



蜃気楼

 「名所見たさにはるばる来たが 
待てば出ないし帰れば出るし ほんにしんきな蜃気楼」


 ということがないように、ハイビジョン・シアターでは「蜃気楼」を30分おきに見せてくれます。上映時間は約10分。発生のしくみを要約すると、正体は「空気の温度と密度の差による光りの曲折」。

蜃気楼

水面に浮かぶ船の蜃気楼
 春は「上暖下冷(外気温が高く海水温度が低い)」で実物の上に、冬はその逆で実物の下に虚像が現れるのだそうです。

 詳しくは現地に来て解説を聞いていただくとして、春と冬では見え方が異なるとは知りませんでした。本当に「勉強になりました」。同時に入館した団体さんは見ないで帰ってしまいましたが、これは見なけりゃ損ですよ。


 乾燥樹根展示用のドーム館は地面に埋もれるように建っています。床面に降りる階段脇には「水面下1m」などの水位表示。丁度それが知りたかっただけに「流石!」でしたし、購入した小冊子に博物館のシールを貼ってくれたのもうれしかった。こういった地方自治体の施設なら、各地にもっと増えて欲しいものです。



開館時間 : 9:00〜17:00(入館は16:30まで)

休館日 : 4月〜11月は無休
12月〜3月中旬まで月曜日(祝日の場合その翌日)
年末年始(12月29日〜1月1日)

入館料 : 大人510円 小中高生250円

TEL : 0765-22-1049
所在地 : 富山県魚津市釈迦堂814

交通 : JR北陸本線魚津駅
富山地方鉄道新魚津駅下車1.5キロ
タクシー5分・徒歩25分

周辺案内図

 北陸自動車道、国道8号線、JR魚津駅、どこで降りてもまず魚津港を目指して下さい。奇観の残る一つホタルイカは「ホタルイカ・ミュージアム」で観察できるそうです。


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