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沖縄


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玉泉洞

 沖縄は、サンゴなどの生物の殻が集まって出来た、琉球石灰岩層の上にのった島です。石灰質を含んだ水が地下の空洞に流れ込み、長い年月をかけて作り上げたのが鍾乳洞。沖縄ではガマと呼ばれる鍾乳洞は、本島中南部に特に多く、このガマが自然の地下基地として利用され、沖縄持久作戦のカギともなりました。

 ここ玉泉洞の全長は5キロ。「日本で一番鍾乳石の種類が多い」と言われ、特に鍾乳石の素晴らしい890mの部分が一般公開されています。洞窟へと降りていくと、最初に出るのが天井までの高さ20m、幅20m、奥行き80mの"大広間"。無数のつらら石が下がる"槍天井"から、"初恋広場"、"竜神の池"へと道は続きます。

黄金の盃

水を満々とたたえた、巨大な"黄金の盃"

 高さ20m奥行き80mの大広間もド迫力ですが、ここで気に入ったのは地下川沿いに、瀬音を聞きながら歩ける後半部分です。川面を照らす薄暗いライト、天井から絶え間なく落ちてくる水滴、異界に彷徨い込んだようで好きですね、こういう雰囲気。

鍾乳石 :  鍾乳石は無色透明ですが、場所によって多少色が異なり、またその成り立ちにより、石筍・石柱・カーテン・リムストーンなど、様々な種類に分けられます。 水滴の周りに石灰質を残しながら落下すると、つらら石。落下した水滴の石灰分が蓄積されると、石筍。更に伸びて、2つの鍾乳石がつながると石柱となります。



古酒蔵
古酒蔵

 年間通して温度・湿度に大きな変化のない洞内は、お酒の保存にはもってこい。玉泉洞の出口付近には"古酒蔵"が設けられていました。ハブ酒3升壷(25度)を5年間預かってもらうと、送料込みで30,000円だそうです。

 翌日立ち寄った、東海岸の金武観音鍾乳洞でも同様のサービスをしておりまして、私も泡盛を預けてきました。こちらは一升瓶の5年間預かりで1万円。



泡盛 : 沖縄特産の焼酎。タイ産の砕米を原料とし、黒麹菌と水と酵母とで発酵させ蒸留する。長年熟成したものを沖縄では古酒(くうす)といい芳醇。アルコール30〜40パーセントを含む。 − 広辞苑による −



開館時間 : 09:00〜17:30(1月〜3月は17:00まで)
年中無休

王国村入場料 : 大人600円 小人(4歳〜中学生)300円
玉泉洞との共通券 : 大人1200円 小人600円

TEL : 098-949-7421
住所 : 玉城村字前川1336



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仲原遺跡

 地図を眺めていて、海の上をすっと伸びている一本の線、"海中道路"に目が止まりました。この道の先には伊計島があって、そこには縄文遺跡があるというのも気に入りました。「行ってこよう!」。と、出かけたまでは良かったのですが、目的地に着いてもどこまでも干潟が広がるだけで、"海の上の道路"なんて影も形も見えません。

 車を降りて浜でアサリ取りをしていた方に尋ねると「アー、今日は大潮だからね」とのこと。本島と平安座島を結ぶこの路線は、浅瀬に土手を築いて道路を作っているため、潮が引くと"海中"ではなくなってしまうんですね。

仲原遺跡

 平安座島から宮城島を経由して伊計島に到着。3つの橋で本島と結ばれた、伊計島のほぼ中央部にある"仲原遺跡"は、縄文時代晩期(約2500〜2000年前)の村落跡です。沖縄の縄文時代の様子が、具体的にわかるようになった学術上貴重な遺構、と言うことで1986年に国指定史跡になっています。



仲原遺跡の復元整備

復元図
 遺跡保護のため全体に、約70cmの厚さに土を被せ、復元建物は地下の遺構の位置や形を再現。

 周囲の樹木は、本来島にある種類を選び、自然の森になるよう植えられています。

 住居址は大小合わせて23棟発見され、平面図は総てほぼ方形。住居復元に当たっては、壁は琉球石灰岩、屋根材にはこの島に自生したチガヤを使うなど、地域性を配慮した素材を用いている。


沖縄の先史時代 : 縄文時代には、本土との共通性(土器の形状など)も多少見られるものの、その後は独自性を強めて弥生時代には移行することなく、狩猟採集の貝塚時代が続く。12世紀に入ると、按司(あじ)と呼ばれる有力者達が、各地にグスク(城=塞)を築き群雄割拠の戦国時代が始まる。



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アマミチューの墓

 伊計島の美しい海岸で少し磯遊びをし、浜比嘉島に寄りました。ここには琉球開闢(かいびゃく)の始祖、女神アマミチューのお墓があるのです。これ以上の記述はガイドブックにもないので、現地にくればもう少しわかる、と思ったのですが・・・、残念ながらありませんでした。

アマミチューの墓

この小島にある祠(石室?)が、"アマミチューの墓"



捕れたてのウニ
捕れたてのウニ
 彼女のお墓までの堰堤で、捕れたてのウニをさばくグループが2組おりました。有料でも構わないから試食してみたくなって、親切そうなご婦人のいるグループに「一ついただけますか?」

 「どうぞ、どうぞ」と椅子まで勧められて、適度に塩味のきいたネットリ濃厚なウニをいくつもご馳走になってしまいました。もちろんタダでです。ちょっと厚保かましかったかしら?



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今帰仁(なきじん)城跡

 貝塚時代末から各地に乱立したグスク(城、又は塞)は、戦闘によって次第に統合され、14世紀には北山(ほくざん:今帰仁)・中山(ちゅうざん:浦添)・南山(なんざん:大里)が並立する、三山分立時代に入る。やがて三山は明と朝貢貿易を初めて繁栄を誇るが、1429年、中山の尚巴志(しょうはし)により三山は統一される。

朝貢貿易 : 皇帝に貢物を献上して忠誠を示し、返礼として様々な文物を持ち帰る方式の貿易。同時期、本土でも室町幕府(足利義満)が明との朝貢を開始しています。

今帰仁(なきじん)城

伊平屋島を遠望する : 野面(のづら)積みの城壁が美しい今帰仁城跡

世界文化遺産 : 2000年に新規登録されたのは、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」。北山(ほくざん)の中心として名をはせた今帰仁(なきじん)城跡も、首里城跡や座喜味・勝連・中城の各城跡とともに文化遺産として世界に認められたことになります。



開館時間 : 08:30〜17:30
年中無休

入場料 : 大人150円 高校生100円 小・中学生50円

TEL : 0980-56-4400



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今帰仁歴史文化センター

 城跡から徒歩5分ほどのところに当歴史センターはあり、中国陶磁器など、今帰仁城の発掘品が展示されています。展示品の中で最も興味をひいたのは、巫女"阿応理屋恵(あおりやえ)"の所持品だったという、種類の違う勾玉を丸玉で連ねた大ぶりの首飾り。思わず受け付けに引き返し質問攻めにしてしまいましたが、結局「本土との関係」も、「玉の生産地」もわからないんだそうです。残念。

今帰仁歴史文化センター

 北山は沖縄の奥州か? : 北山の支配地は今帰仁城のある本部半島から山原(やんばる)を含む本島北部一帯。今に残る祭祀や風習からこの地域は、中・南部とは異なる文化圏を持っていたのでは、と察されているそうです。南部の資料館を見ていないので比較のしようがないのですが、2階展示室では周辺村落の形態や祭祀の様子などをうかがう事ができます。、



開館時間 : 09:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 : 月曜日、国民の祝日(子どもの日、文化の日は除く)

入館料 : 大人200円 高校生150円 小・中学生100円

TEL : 0980-56-5767
住所 : 国頭郡今帰仁村字今泊5110



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