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奴国の丘奴国・伊都国・末盧国 |
金印公園のある志賀の島から宗像・宇佐へ。翌日は湯布院温泉に出るつもりでしたが、何故か薦神社に惹かれて中津に戻りましたので大幅に計画変更、佐賀県の武雄温泉に行くことにしました。(その間の事情は「宇佐と宗像」編をご覧いただくとして)耶馬渓から日田に抜け、大分自動車道・長崎自動車道とノンストップで走り武雄温泉へと急ぎます。何故って、今日は夕陽が見られそうだったから、です。
「良かった !」。間に合いました。 高台にある宿からは南画のような山の姿が見下ろせ、予想通りのロケーションです。でも通された部屋は東向き。刻々と色を変えていく空を気にしながら、夕陽の見える場所を求めて、4階の展望風呂に行ったり非常階段を探してみたりと館内を右往左往。結局、空いていた研修室の窓から撮らせてもらいました。あの山の向こうが明日行く予定の有田方面になります。 |
佐賀、いいえ九州の名湯武雄温泉。この温泉につかりたくなって、宇宙科学館にかこつけて(?)武雄まで来たようなもの。朝は6時半から、と聞いたので早速朝風呂に入りに行きました。ここには殿様湯・家老湯から蓬莱湯まで営業時間と料金体系の異なる5つのお湯がありますが、私が入ったのは庶民的な元湯です。
武雄温泉のシンボルは竜宮城のような朱塗りの楼門 元湯は明治8年建造の天井が高く湯気抜きのある湯屋建築。このため長く入っていてものぼせることはありません。湯治場の趣を残した木造の浴室には、すでに10人ほどが入浴中。大半は御老人で、浴室のあちこちでよもやま話に花が咲いていました。奥の浴槽の湯温は草津の湯のようにかなり高いのですが、あせも気味の首筋には刺激的で心地良いものでした。
こういう温泉では入浴客同士のおしゃべりが楽しい。「どこから来たのかい」から始まった会話は、「捻挫して歩けなかったのがこの温泉で治った」話から、嫁・孫の話題まで尽きることがありません。ホント、いつまでもこのままで残しておいてもらいたい、良いお湯でした。 |
利用料金 : 大人300円 小人150円
TEL : 0954-23-2001
所在地 : 佐賀県武雄市武雄町温泉通り
武雄まで足を延したのは、オープンしたばかりの(1999年7月7日、七夕の日です)佐賀県立宇宙科学館の紹介をテレビニュースで見たからです。湖の向こうに見えてきた宇宙ステーションのような建物は、朝日に輝き他を圧しています。さあ、何が見られるのか楽しみですね。ここは昨日泊まった簡保の宿の裏手にあたり、両施設の間はケーブルカーのような乗り物で結ばれていました。
佐賀県立宇宙科学館 一番乗りでさっと見学して有田に行こうと、9時に科学館に着きましたが開館は9時半。ガラス越しに内部を見ていると、だんだんと人の動きが慌ただしくなっていくのがわかります。「お待たせしました」の声に館内に入ったのは、待ちかねていた修学旅行生達も一緒。「アーア」。諸君、せめてプラネタリウムでは私語や笑い声は慎みなさい。他の見学者の迷惑だよ。 金属的な近未来の建物か宇宙船を思わせる館内に入ると、そこは天井まで吹き抜けた大ホール。正面には野外テラスと外の景色が見渡せ、閉塞感から解放してくれています。、この日はラジオ中継があるとかで、ホール周辺は放送機器の配線がのび、開館を待ちかねて入場した修学旅行生や園児たちと相まって、何やらざわついた雰囲気になっていました。
どの展示室も子供受けを狙ってか、赤・黄・緑と原色を多用したカラフルな作り。一つ残らず試そうと、順番待ちまでして見て歩くうち、だんだん目がチカチカと疲れてきました。まっ、そんな時のために湖に面した広いテラスが用意されているのかもしれませんね。 3階にはプラネタリウムと宇宙発見ゾーンで、宇宙を連想させるような無彩色な空間。ここの売り物の一つが「Space Trainer」。丁度修学旅行の女子高生が、悲鳴を挙げながら回転しているところでした。三半規管が弱いのか、子供の頃から揺れる物は苦手ですがこれに乗らないで帰ったら「後で後悔しそう」だったので乗ることにしました。
1階の野外テラスまでやっとのことで辿り着きましたが、ガマンもここまで。気分が良くなるまで、昼寝を装って隅のベンチで横になってしまいました。おかげで有田見学が急ぎ足。乗っても乗らなくとも後悔してしまう、罪なトレーナーでありました。 |
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休館日 : 月曜日 (祝日の場合は翌日)
入館料・プラネタリウム各々 : (プラネタリウム観覧希望の方は両方必要です)
TEL : 0954-20-1666 |
武雄〜有田間は車で30分ほどなので、午後は有田で美術館巡りをするつもりでした・・・が、宇宙科学館ですっかり時間をとってしまい、2ヶ所ほどに絞らなければなりません。柴田コレクションのある九州陶磁文化館ははずしたくないので、後は有田を"日本磁器のふるさと"たらしめた場所へと向かうことにしました。
李参平が発見した日本最初の磁石採掘場 : 泉山磁石場 秀吉の朝鮮出兵時に日本に連れてこられた陶工李参平らが、良質の陶石を探し歩いてついに発見した、という歴史的な場所です。17世紀初頭に焼成に成功した有田磁器は国内市場を独占。その後有田焼は海を渡り、ヨーロッパの王侯貴族達の館を飾りました。それも皆ここの土(磁石、でした)なんですね。
磁石場の隣にひっそりと佇んでいるのが町立の、歴史民俗資料館と有田焼参考館。資料館では有田焼の製作行程や技法の変遷が、渡り廊下でつながった参考館では50ヶ所の窯場遺跡から出土した陶片が展示されています。私この陶片を見るの大好きなんです。何かこう、想像力をかき立てられるではないですか。 |
入館料 : 無料
TEL : 0955-43-2678
所在地 : 有田町泉山1-4-1
有田の町を見下ろす高台にある文化館まで、駅から国道35号線を渡り徒歩約10分。ここには初期伊万里の名品を始め、九州各地の古陶磁・現代の九州を代表する陶芸家の作品などが集められています。前回見学に来てため息をついた江戸時代の有田焼の数々、柴田夫妻の寄贈コレクションが今回のお目当てです。
町を見下ろす高台に建つ、九州陶磁文化館 入館料を払おうと受付で財布を出したら、「無料です」。「エッ !」。特別企画展以外は無料なんですって。こんな立派な施設に豊富な収蔵品がただで見学できるなんて、「夢みたい」。なのに見学者は数えるほど。皆さんもっと公共の施設を利用しましょうよ。 何気なく第1展示室から見て歩きましたが、何か変。第4展示室まで来てやっと、「アッ、この部屋を最初に見れば良かったんだ」と気がつきました。改めて受付で手渡された"常設展示案内"を見たら、
「第4展示室(固定展示室)で焼き物についての基礎的な知識を得てから、階下の第5展示室(柴田コレクション)、戻って第3(九州の古陶磁)・第2(現代の九州陶芸)・第1展示室を見るように」となっていました。
受付ホールから見た館内、正面左手が第1展示室 階段を上がったらまず右に曲がり、その正面にある固定展示室で陶磁器の製作行程や歴史などをお勉強しましょう。ここには輸出伊万里を、ポーセリン・キャビネットのように並べた蒲原コレクションもあります。ヨーロッパの王侯貴族達がどんな感覚で有田焼を鑑賞したのか、これを見ると良く理解できると思います。 長い階段を下りていくと、8,000点余の江戸時代の有田磁器の中から、1,200点を常設展示している柴田夫妻のコレクション・ルームです。今回のテーマ展示の中で、たこ唐草文の変遷などは大変参考になりました。本当に「良い物はいつ見ても良い」もの。ここでは陶片すら美しい、のです。 |
入館料 : (特別企画展以外) 無料
TEL : 0955-43-3681
所在地 : 有田町中部乙3100-1
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