レバノン国旗

レバノン


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ベイルート

 中東最後の訪問地ベイルート。宿を取ったハムラ通りは車と軽装の女性達が目立ち、やっと(失礼)都会にきたという気がしました。ここで帰りのチケットの手配をしなければならないのですが、まずは「日本食!」。東京レストランに直行です。

 肉が苦手、油にも弱いとなると中東では食べるものがほとんどなく「かなりのダイエットになってしまいました」。という話をしながら冷やっこに舌鼓をうっていると、「あなたよくそれで海外旅行が出来るわね」とママさんにあきれられてしまいました。自分でも本当にそう思います。いつも体脂肪を消費しながらの旅になるので、"3週間がリミット"なのです。



ハムラ通り

 ハムラ通りには旅行者に必要な、ホテル・両替所・飲食店そしてインフォメーションがあります。インフォメーションには各都市のパンフレットが揃っていますし(英語ですが)、受け答えも丁寧。

ハムラ通り
 博物館のことジェイタ洞窟への行き方もここで教えてもらいました。 「これなら最初にベイルートに来ればよかった」 けれどもう遅い。エッ 「いつ行ったの?」 ですか。
 レバノンを去る前日です。

 ここからフェリーでアテネかキプロスへ渡るつもりでしたが、どこで聞いても船便は「無い」という。ではと飛行機の手配を依頼して、この日はビブロスとジェイタ洞窟へ。

 翌朝代理店に行くと4日後まで 「No seat(満席)」

 もう体力の限界にきていますから4日も待てない。
 「キプロス経由は?」

 「今夜の便なら取れますよ」


 それからのなんと慌ただしかったことか。キプロスに関しては「ビーナス誕生の地」ということ以外知らないし、初めての国に深夜到着するというのも不安ですが、まあ行けばなんとかなるでしょう。



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鳩の岩

 レバノン滞在が予定より短くなったこともあり、結局ベイルートにいた3日間、連続で東京レストランに通ってしまいました。ここで、弱っていたレバノン杉を蘇らせるのに日本の木のお医者さん技術が役立ったこと、イスラエルの「年利14%の脅威」の話などを聞きました。

 アメリカの年300億ドルにも及ぶ無償援助で、イスラエルでは金利が年14%! 周辺諸国では自国通貨の国外(イスラエル)流出を防ぐため、同様の金利を維持しなければならずそれが経済を圧迫している。という現実皆さんご存知でしたか?


鳩の岩

ベイルートの景勝地「鳩の岩」夕景

 そんな現状も内戦の後遺症も、別世界の出来事のような穏やかな市民生活が垣間見られるのが、この「鳩の岩」付近。ジョギングをする人を見かけたのは中東3ヶ国でここが初めて。ヨルダン・シリアを見てきた目には、軽装で走る姿がとても眩しく感じられました。



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ビブロス(ジュベイル)

 世界で最も古い都市の一つ、ビブロス。アルファベットの表音表記を後世に残し、「聖書」(バイブル)の語源ともなった古代都市、ビブロス。そしてここの特異性は、「BC7000年の昔から今に至るまで一度も放棄されることなく人が住み続けている町」であるということです。

 自国のレバノン杉と、エジプトの金・アラバスター・パピルス・麻布との交易貿易で巨万の富を築いた都市。パピルスはここを経由してギリシアにもたらされたため、彼らはこの町をパピルスのギリシア名「ビブロス」と呼んだのが都市名として定着。さらにそれをまとめたもの(本)を表わすギリシア語から、「バイブル」という言葉が生まれたというのですから歴史は面白い。

ビブロス(ジュベイル)

地中海を見下ろすローマ時代の劇場跡

 そんな歴史もあってか、遺跡に至る商店街も石造りで趣があります。なだらかな丘になっている敷地内には各時代の遺構が点在し、常に海の気配を感じながらの散策は楽しいものでした。ただ入り口にそびえる十字軍の要塞の壁に、ローマ時代の柱が無造作に使われていたのは痛々しく、見るのが辛くなってしまいました。



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ジェイタ洞窟

 入場料16,500ポンド也(約1300円)を支払うと、カード式のチケットをくれます。これで、ケーブル・上の洞窟・サウンド&イメージショー・下の洞窟のボート・洞窟間移動のための電気列車の総てがOK。

 ここでの圧巻は、何といってもボートに乗って見学する下の洞窟でしょう。照明に照らし出された洞内に溢れる水は神秘的で、巨大な鍾乳石や奇岩とあいまって声も出せないほどの迫力で見学者を圧倒します。それまでおしゃべりに興じていた人たちも、ここでは無言でしたもの。
 (写真撮影禁止のため残念ながら画像はありません)

 徒歩で見学する上の洞窟の鍾乳石も見事です。日本ならさしずめ「白衣観音」「水晶宮」「ピサの斜塔」「ジェイタの泉」「白糸の滝」・・・、と片端から名前をつけるのでしょうが、ここでは立て札も何もなく静かに(?)鑑賞できます。ヨルダンの ワディ・ラムでも同じことを感じましたが、イスラム圏では物を何かにたとえてネーミングする習慣ははないのでしょうか? それとも、何にでも名前をつけたがる日本・中国の方が特殊?

 鍾乳洞の成り立ちから戦後の復興の様子まで、簡潔に見せてくれるサウンド&イメージショーも見ごたえがあります。30分ほどですので、時間が許せばご覧いただきたいものです。全10回の上映のうち英語は09:00、13:30、17:30の3回で、後はアラビックとフレンチ、でした。




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ベイト・エディーン

 ベイルートからセルビスで約1時間、標高をグングンかせいだ車を降りると、建築に50年以上が費やされたという19世紀の宮殿、ベイト・エディーンはすぐそこです。

ベイト・エディーン

レバノンを代表する伝統的建築物 : ベイト・エディーン

 中東各地の遺跡や宮殿は、夏の間イヴェントに利用されるらことが多いようで、ここでも中庭ではステージを制作中。見たいと思っていた「豪華なハマムの室内装飾」も、楽屋に使われるのか「CLOSE」。音楽会などの催し物を決して否定はしませんが、これには正直ガッカリしてしまいます。でも展望とモザイク・コレクションはGood、でした。



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アラブ菓子


 私がトリポリに寄ったのは、ここにしかないというこのお菓子が食べたかったから。


アラブ菓子

トリポリの銘菓 : ハルワート・エル・ジブン(Hallwat el jibn)

 極甘のアラブ菓子は苦手でしたが、チーズ味のこのお菓子はさっぱりとした甘さの上、冷やしてあるので喉越しも良くておいしかった。店に入ると観光客なれした店員さんたちは、「アー、あれね」と手慣れた調子で冷蔵庫からチーズ生地を取り出し、たっぷりシロップをかけて持ってきてくれます。 一皿 2500ポンド(約200円)



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