タイ国旗

タイ


Button to English Versionto English Version

Control Buttons 最初へ 前へ 次へ 最後へ

国立博物館

 チャオプラヤー川に沿って、国立博物館、王宮、ワット・ポーなどが立ち並ぶこの一角はバンコク観光のメッカ。ただ中心街からは離れているので、到達するにはバンコク名物の大渋滞を覚悟しなければなりませんでした。最近その渋滞解消に"スカイトレイン"ができたと聞き、「これで行くのが楽になる」と思ってきたのですが、この地域には通っていないんですね。「残念!」でした。

国立博物館

国立博物館本館

 かつて「副王の宮殿だった」と言うだけあって、いくつかの展示館が広い敷地内に点在しています。建物を巡るだけでも1時間はかかりそうですから、先史時代のバーン・チアン遺跡の出土品から現代まで、解説文を読みながらじっくり見学しようと思ったら半日は必要でしょう。中には軽食レストランもありますので、安心してお出かけ下さい。



国立博物館

国立博物館展示室 : 釈迦の説法を象徴した"石の法輪"

 巨大な石のお金のようなこの物体。最初は何だか判りませんでしたが、前に置かれた鹿の彫刻を見て、「アッ、チベットにもあった!」。これが有名な「釈迦の初説法を象徴した」と云われる"石の法輪"だったのですね。博物館内部は写真撮影禁止ですが、幸いこの"法輪"は入り口付近にありましたので、展示室外からパチリ。ベンチが邪魔して判別しにくいのですが、釈迦の説法に耳を傾ける鹿の姿、想像力を駆使してご覧下さい。

法輪 : 仏教の教化が衆生の悪を砕き、各地に伝わるのを車輪に例えていう言葉。"石の法輪"は釈迦の最初の説法を表すと、とされている。 − 広辞苑より −




Control Buttons 最初へ 前へ 次へ 最後へ

ワット・プラケオ

 国立博物館の南隣が、王宮とその守護寺"ワット・プラケオ"。入り口で「服装改め」を受けてこの塔達に近づいて行く時の気持ちは、2度目とは云えやはりワクワクするものです。エメラルド仏を安置するために建立されたこの寺院ですが、意外と小さいその仏様、実はラオスワット・パーケオの本尊だったもの。

ワット・プラケオ

右手の大屋根がワット・プラケオ。特徴ある3つの塔は手前から、

プラ・シー・ラタナー・チェディ、プラ・モンドップ、プラサート・プラ・テープビドーン


 ラオス・タイ・ビルマ・・・、インドシナ半島が戦乱に明け暮れていた18世紀末、ヴィエンチャンに侵攻したタイ軍によりエメラルド仏は持ち出された、とラオスで聞きました。20世紀に再建されたワット・パーケオは昔日の面影もなく、観光客が引きもきらないワット・プラケオとは対照的に、ひっそりと静まり返っておりました。




タイの中のカンボジア

 10年前にも来ているのですが、その時はここにアンコール・ワットの模型があるのに気づきもしませんでした。当時の感覚では、ワット・プラケオ=エメラルド仏陀で、それを見ることしか頭にありませんでしたからね。本によりますとこのモデル、「ラーマ四世が、実際に見た感動を皆に伝えたくて作らせた」のだとか。

 「塔の角度が鋭どければもっと似てるのに」と思いながら見ていると、「現地カンボジアの本物のアンコール・ワットは破壊されていて、もうここでしか見ることはできません」。「アラ、そうなの」。などと言う聞き捨てならない会話が聞こえてきました。「アラララ!!!」




アンコール・ワットの模型


アンコール・ワットの模型

模型としてはかなり立派。

大きさは、隣を通過中の観光客と比べてね。


回廊の壁画

回廊壁画のアンコール・ワット?



 どうやら現地ガイドと日本人観光客の間で交わされたらしいのですが、「違います!」と思わず叫びたくなってしまいました。アンコール・ワットをはじめ、シェムリアップ地区の貴重な文化財の数々は、日本・フランスなど各国の援助で再建が進んでいます。その象徴とも言えるアンコールワットは、もう往時の美しい姿を取り戻していま〜す。


Control Buttons 最初へ 前へ 次へ 最後へ

スカイトレインと水上交通

 チャオプラヤー川の水上バスでワット・アルンに行こうと、スカイトレインでサートーン波止場に向いました。スカイトレインは渋滞解消の切り札として建設されたモノレール。現在運行されているのは2路線で、一つは空港の南2キロ(何故か空港までは乗り入れていませんでした)のモーチット駅から、スクンビット通りを長距離バス東バスターミナル付近まで走るスクンビット線。もう一つは国立競技場から今日のお目当て、サートーン波止場下車駅まで走るシーロム線です。

スカイトレイン

スクンビット通り上空を走るスカイトレイン

 電車賃は10B(約30円)〜40B。「バスよりやや高めの料金設定」とは言いますが、路線が明快かつ渋滞知らずの快適さには換えがたく、バンコク滞在中はこの新交通機関ばかり利用しておりました。両線はサヤーム・スクエア(セントラル・ステーション)で交差してますので、お買い物にも便利なのです。



サートーン波止場

サートーン波止場

船着場で船を待つ人達 : 頭上を走るのがタークシン橋です

 サートーン波止場は、シーロム線終点のタークシン橋下車後徒歩2〜3分。路線(?)マップで自分の降りたい場所を確認してチケットを購入、船を待ちます。シェラトン、オリエンタル、シャングリラ、次ぐ次に現れる世界の一流ホテルを見ながらチャオ・プラヤー川を遡るこのミニ・ツァー、乗り降りする人たちを観察するだけでも楽しいものでした。ワット・アルンへの渡船の出るター・ティアンまでは30〜40分の船旅です。



Control Buttons 最初へ 前へ 次へ 最後へ

ワット・アルン

 ワット・アルンへの渡し舟の出るター・ティアン波止場は、ワット・ポーへの下船場所でもあります。次の船着場からは王宮へ、その次で下船すれば国立博物館へ出かけるのに便利ですから、市内の渋滞を嫌う方はこのルートを利用したらいかがでしょう。

ワット・アルン

水上バスから見たワット・アルン

船が揺れていたので、ちょっと傾いてしまいました


 美しいカーブを描いて天へと伸びる白い塔。お寺の敷地に入ってしまいますと塔に近すぎて、全景をカメラに収めるのは至難の業。大仏塔とそれを取り囲む4つの小塔を入れようとしたら、対岸から望遠レンズで、又は(多少ブレますが)渡し舟の中から狙うのがベスト、でしょう。



誕生から涅槃まで

 白く輝く大仏塔を取り囲む4つの小塔の中ほどにはそれぞれに、仏陀の誕生・悟り・教え・涅槃を表した像が収められていました。最初、「何があるのかな?」と何気なく登っては覗いていたのですが、誕生と涅槃の様子を見てやっとその関連性に気づきました。「ハハァーン、これは釈迦の生涯なんだ」とね。

仏陀の誕生

仏陀の誕生
涅槃図

涅槃



陶片モザイク

陶片モザイク

中国陶器の破片で、

全部の面に模様が描かれています。

陶片モザイク

近くで見るとこんな風
 白く輝く塔の秘密はこの"陶片モザイク"。「何故こんな面倒なことをするのか」と疑問にも感じ、「せっかくの焼き物をもったいない」とも思いますが、それはそれ。丁寧に壊し、丹念に貼り付けられた陶片が形作る模様は、使い古された言葉ですが、一つとして同じ物などなくて、見始めると時間も忘れて"はまって"しまいました。



Control Buttons 最初へ 前へ 次へ 最後へ


「タイ編」の続き


タイ編

「タイ編」に戻る
日本編

「日本編」に戻る
海外編

「海外編」に戻る

Valid HTML 4.01 Transitional