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トルコ |
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タイ・インドネシアを歩いていた頃、何度か民家に泊めってもらったことがあります。彼らも含め、旅行中出会った人達との思い出が何物にも代え難い旅の「宝物」。 ただ残念なことに当時は「旅と旅行は違う」、という信念のもと東南アジアへも
ペルーへも、カメラを持って行かなかったので彼らの写真がないのです。
不鮮明で申し訳ないのですが(退色がすすんでいます)、そのなかで唯一の写真がこれ。トルコの古都ブルサで出会った子供たちと街のポラロイド写真屋さんに撮ってもらったものです。このあと私は彼女たちの家に行き、結局一週間泊めてもらうことになります。
ブルサで泊めてもらった話は後程ゆっくりする事にして、まずはイスタンブールからブルサまでの話をしようと思います。エーゲ海文明の古代都市遺跡、エフェス・ベルガマ・トロイなどです。 |
トプカプ宮殿、スルタンの宝物、ハーレム、印象的なモスクの尖塔。アヤソフィアにブルーモスク、そしてグランド・バザール。それらに憧れてイスタンブールに来たのに私が感激したのは全く別なものでした。
「ギリシア神話」でメドゥーサは、"髪が蛇でその姿を見た人を石にしてしまう"という怪物です。でもこの地下宮殿で彼女を見た瞬間「この人は怪物じゃない」と感じました。それからずーっと彼女のことが気になって、とうとう ギリシアにまで行ってしまいました。 トルコで良く見かける「目玉のお守り」、あれはメドゥーサの「眼」なんですよ。 |
カッパドキアで日本青年海外協力隊の経験もある、という新婚旅行中の沖縄のカップルと知り合いました。アフリカ仕込みのブロークン・イングリッシュ、物怖じしないその態度に周囲に笑いが絶えません。彼のような日本人がもっと増えて欲しいもの、若者よ一度は世界に出てみましょう。
エフェスの遺跡は広大です。クレオパトラも降り立った、と言われる古代の港付近に設けられた入り口から遺跡内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが巨大な円形劇場。この日は翌日の「ダイアナ・ロス・ショー」の準備中とあって、作業員が忙しそうに立ち働いていました。かなりの大型機材が設置されているのに違和感がなく、古代と現代が無理なく共存しているのに驚きました。 |
通称マーブルストリートを歩いていくと、敷石の一角に鉄囲いがしてあり人が(ツアー客が)群がっていました。肩越しに覗き込むと、その敷石にこんな彫り物。これ何だと思われますか?
イタリアのポンペイにも似た物がありましたが、そのものずばりの男性のシンボルでしたから、私としてはこちら、微笑ましい図柄のエフェスのものに軍配を上げたい。蛇足ながらこの左足の意味を「この足より大きい人だけ」(つまり子供は駄目)と説明しているガイド氏もいました。あなたは「どちらが本当?」と思いますか。 「これは?」
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街の中心から歩いて一時間、アクロポリスの丘に残るベルガマ遺跡に着きます。なかでもギリシア文化圏で最大の斜度を持つという野外劇場はすごい。実際に観客席に座ってみると下に転がり落ちてしまいそうな錯覚にとらわれます。
ここから見下ろしますと遠くの丘の上にもなにやら遺跡らしきものが見えています。長い舗装道路を歩くのはもう疲れましたので、丘の斜面の最短コースを探しながらあの遺跡を目指すことにします。 |
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あまり予備知識もなく期待してもいなかったアスクレピオンでしたが、遺跡内に漂う、暖かく人を包み込むような雰囲気には懐かしささえ覚え、「来て良かった」と思いました。
ここはローマ時代、 ギリシアの エピダウルスから医師を招いて始められたという医療センターの跡。その療法は多方面にわたり、温泉・泥浴・薬草・断食そして暗示治療まで行っていたといわれています。 なによりも感激したのが治療室に入る為の地下道と、そこに埋め込まれた土管の存在。患者はここを通る時の「あなたは治る。絶対良くなる」という医師や看護婦のささやきを神の声とも聞き、自己の自然治癒能力を高めたであろうことが容易に想像できるからです。今でいう心理療法がこの遺跡で行われていたんですね。 ここに残る列柱は清々しく、今でも一番好きです。 |
入り口に立つ復元された木馬の顔はのどかで、これを作った ミケーネ側にも戦利品として城内に入れたトロイ側にも何故か滑稽さを感じてしまうのは私だけでしょうか? |
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