ベトナム国旗

ベトナム


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ハノイ

 2003年11月3日 : ハノイ在勤の友人の出迎えを受け空港からタクシーで市内に向かったのですが、まず驚かされたのがクラクションを鳴らし続けて走る車と、それを物ともしないバイクの群れ。プノンペンでも、増え続けるバイクの「ルール御免」の運転にはいつも悩まされています。でもバイク側に「車はエライ(?)」と言う意識があり、少しは遠慮をしてくれるのですが、こちらでは車とバイク、その上自転車までが全く対等に走っています。

バイク通勤の必需品

女性ドライバーの必需品 : 帽子・マスク・サングラス、そして長手袋!

 その上両者共にある程度スピードがあるので、クラクションを鳴らして自分の行く道を確保、したくなるのでしょう。でも見ていると、それで車線を変ええくれるバイクなどほとんどありません。鳴らすのが普通の運転ルールになってしまったのか、いくら鳴らしても「カエルの顔に何とやら」で効果はほとんどどない様子。これでは騒音の悪循環ですよね。



ベトナムの紙幣

2003年11月現在のレート : 1ドル≒15,500ドン

(ちなみに1997年1月のレートは、1ドル≒11,000ドン)

ベトナムの紙幣

 流通紙幣総ての"顔"がホーおじさん、10,000ドンだけは横顔なのですぐ覚えましたが、5,000ドンと20,000ドンは大きさが異なるだけで色調はそっくりですからやっかいです。前述の交通事情なのでバイクタクシーは避けていましたが、乗らざるを得ないことがありました。その時の値段交渉で失敗したのがこれ。あちらの示したブルーの紙幣を、てっきり5,000ドンと思い込み、降りる時初めて吹っかけられたと気がついたのです。皆さんはどうか勘違いなさいませんように。


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ホアンキエム湖

 ハノイは湖の多い都市ですが、その中心は何と言ってもこのホアンキエム湖。旧市街、と呼ばれている湖の周辺には旅行社やゲストハウス、みやげ物店などが集中し、いつ行っても地元の人や旅行者で賑わっています。その魅力を倍増させているのは、亀にまつわるある伝説。紀元前1世紀から1000年もの長きに渡り、中国に支配されていたベトナム。10世紀に入り独立を果たしたものの、15世紀始め再び明に支配されてしまった、そんな時代のお話です。

ホアンキエム湖

ホアンキエム湖 : 玉山祠

還剣伝説:『15世紀初め、中国(明)の圧政に耐えかね蜂起したレー・ロイは、天から授かった剣で明に勝利した。後期黎朝の始祖となった彼は、湖に棲む龍王の使いの大亀に宝剣を返還した。それ以来この湖を、"ホ・アン・キエム"(剣を返還した、と言う意味)と呼ぶようになった。』



 その後5世紀に渡り人々は「湖のどこかに聖なる剣が眠っている」と信じ、時々目撃される亀の姿を「レー・ロイを想い出させるために現れた」と思って見ていたそうです。この国にはフランスの植民地支配やあの泥沼のベトナム戦争がありましたから、宝剣を持って独立を勝ち取った英雄の姿に、自分達を重ね合わせて勇気を得ていたのかもしれません。

玉山祠

還剣伝説の大亀?
玉山祠

門に描かれていた亀

 1968年、体長2.1m、幅1.2m、体重250kgの大亀が発見された時、「あの伝説は本当だったのか」と大評判になったそうです。玉山祠に展示されている剥製を見ると、確かに「大きい!」。年齢は判りませんが、「よくこの小さな湖でここまで大きくなれたもの」と言うのが正直な感想です。ハロン湾の鍾乳洞にも"還剣伝説の大亀"岩がありますのでご覧下さい。


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水上人形劇場

 「ハノイに来たらこれを見なくちゃ」と言うことで、ホアンキエム東北湖畔にある劇場にチケットを買いに来ました。午前中に行ったのに既に前方のA席(4万ドン:カセット・扇子の土産付き)は「Full」、手に出来たのは後方のB席(2万ドン:扇子付き)でした。

水上人形劇場

ホアンキエム湖のほとりにある水上人形劇場
平日は、17:15、18:30、20:00で、日曜日には朝の公演(09:30)もあり

 昼間は博物館巡りやカフェで時間を潰し、少し早めに湖に戻ってきました。薄暗くなるに従い湖畔を行き交う人々の数は増え、天秤棒を担いだ売り子さんも目立つようになりました。ハノイっ子の生活の息吹を感じながら開演を待つ。これも旅の楽しみの一つです。さあ、どんな人形劇が見られるのでしょう。



 入り口でプログラムや扇子を手渡され2階の会場へ入りますと、左手にはグリーンの水面と朱塗りの宮殿。「ここなら良い写真が撮れるのに」と思ってみても、私の席ははるか後方、舞台がどんどん小さくなりちょっとガッカリ。A席は旅行会社が確保しているのでしょうか、良い席は日本やフランスの団体さん達で占められていました。と、愚痴る間もなく場内は暗くなり、舞台左手の演奏席から妙なる楽曲が流れてきました。いよいよ人形劇の始まりです。

ホアンキエム湖の伝説

第12話 : レー・ロイ王と、ホアンキエム湖の伝説

 水上人形劇は稲作地帯で発展した大衆芸能で、もともとは水田に囲まれた池の中で行われていたのだとか。と言うわけで、「田植え作業」「カエル取り」「アヒル農法と狐狩り」などなど、農村の日常生活を描いた演目が続きます。第12話は例の「ホアンキエム湖の伝説」。動きが早いのでぼけてますが、右手にレー・ロイ王の乗ったボート、中央が金色の大亀です。亀が王から剣を奪い取る(?)シーンなど面白いですよ。伝説を知っていれば人形劇の魅力も増すこと請け合いです。



水上人形劇場

観客の喝采を浴びる演者達

 その後子供の「水遊び」や優美な「天女の舞い」と続き、勇壮で賑やかな「竜、獅子、鳳凰、亀の4匹共演」で17話の演目総てが終わりました。と、スポットライトの先に、水中からスクッと立ち上がった演者達の姿。場内は一瞬「ォオ」と息を呑み、それがすぐ拍手喝采に変わりました。彼らが水中で息を止め、あの人形達を操っていたんですね、これはスゴイ。


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