ベトナム国旗

ベトナム


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夜行列車

 サイゴンから中部のフエまでは1068キロ、21時間半の夜行列車の旅となります。東京からだと北海道まで行ける距離でしょうか、これでソフトシート (1等車:リクライニングシート) の料金は約40ドル。

サイゴン駅

サイゴン駅 : 外国人は専用窓口で切符を購入します

 発車間際に細身の若い女性が見送りの家族と、たくさんの荷物を持って乗り込んできました。家族がホームに降り列車がスタートすると、なんとさめざめと涙を流しはじめたのです。 ホームの見送りの子どもたちも下を向いて涙をこらえている様子。一体隣席の彼女とその家族にどんなドラマがあったのでしょう。



 少しすると泣き止んだ彼女、何かの切符を売りに来た車掌から2枚購入。それが夜食のチケットだったと、後で分かりました。言葉を解さない外国人の私の分まで注文してくれていたのです。お金を払おうとすると 「これは私のおごりよ」 というゼスチャー。

 そう豊かそうでない彼女にご馳走になるのは気が引けましたが、押し問答をして気分をそこねるほうがもっと悪いと感じたので、ありがたくいただくことにしました。何の味付けもない白いおかゆでしたが、油に疲れた胃には殊のほかやさしく、ベトナムで食べた物の中で1番おいしく感じました!



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「お弁当」

 夜食の時間が過ぎると照明も暗くなり、荷物の管理にちょっと不安もありましたが、疲れていたのかいつのまにか寝入っていたようです。車内に静かに流れていた「ドナドナ」の曲に、誘われるようにて眼を開けてみると、外には薄紫色の朝が広がっていました。

お弁当
 列車は「ドナドナ」の伴奏つきで、深い朝もやの中を北に向かって走ります。一瞬、時空を超えた浮遊感に浸っていましたら、急に車内がざわつき出し、配られた朝食(機内食風のサンドウィッチ)と共にグッと現実世界に引き戻されました。

 そして、お昼には写真のランチです。ご飯に鳥の香味揚げ、スープに漬物風の野菜、そしてお菓子と水。予想に反し中々のお味。これらは料金に入っているようで 総て「無料」。夜行列車が食事付きだなんて知らなかったので、とても得した気分です。


 ダナンで彼女が降りる時お礼にお菓子を渡そうとしたのでが、どうしても受け取ってもらえませんでした。彼女のおかげで、夜行列車の不安も消えあったかい気持ちで旅行ができました。本当にありがとう。


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フエ


 NHK 「美の回廊」 でフォン川の流れに沿って点在する帝廟のたたずまいを見て以来、フエは 「いつかは訪れたい」 と思っていた町なのです。ベトナムの中部に位置するここは、ベトナム最後の王朝、阮朝 (1802〜1945 : 13代) の都です。

阮朝王宮

王宮

中国の紫禁城を模したといわれる 王宮太和殿

 この王宮はベトナム戦争中、徹底的に破壊されたそうです。その後再建されたという太和殿の裏手には草の茂る野原が広がっているだけでした。


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ティエンムー寺院

 今日はフォン川沿いの帝廟を 3ドルのボート・ツァーで巡ることにしました。船出して最初に見えてくるのがティエンムー寺院。この日、天女伝説のあるこのお寺は現代の天女たちの色とりどりのアオザイで華やか。
 このアオザイ、体にピッタリした仕立て、長いスリット、薄色だと下着スケスケと3拍子揃った悩ましくも美しい民族衣装です。

アオザイ姿の女学生(?)
アオザイ 2題

 アオザイその1 : 「アオザイが似合う体形は体重45キロまでで骨が細いこと」とある本に書いてありました!

 アオザイその2 : ベトナムの女子高校生の制服は白いアオザイ。高校に限らず制服には上下共色が多いようです。個人でオーダーする場合、色物の上着に白いズボンを合わせる方が 「上品」 なんだそうです。


 サイゴンで濃い目の色、しかも上下同色のアオザイを作ってきましたが・・・、失敗だったかな。


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ミンマン帝廟

 第4代皇帝トゥドゥック帝の廟を急ぎ足で拝観(ボートを降りてから20分も歩くのに制限時間は1時間!)、ボートは第2代皇帝ミンマン帝の廟近くの波止場に到着します。正門から古墳のような皇帝のお墓まで一直線上に建物、門、橋が配置されていますので、参拝者は奥へ奥へと導かれていくことになります。

ミンマン廟
 この写真は最初の池にかかる橋付近からの眺め。この奥に三日月形の池がありそこを渡ってやっとお墓にたどり着くという構成になっています。

 ここは「美の回廊」の中でもその直線的な構成の妙、池に浮かぶ小島(そしてその上の建造物)とそれをつなぐ橋の美しさで印象的な帝廟でした。

 ここだけは「上空から見てみたい!」ものです。


 ここもボートを降りると子供たちが寄ってきて手をつないでくる。そして 「ペンはある?」 「キャンディーは?」 「お金がないからお金ちょうだい」 か、土産や飲み物を売っている親のところに連れて行くかです。このフレーズは旅行中どこでもまるでわらべうたでもあるかのように聞こえてきました。

 境内に入ると今度は茶店の客引きです。拝観時間が制限されているだけに 「ほっといてよ。静かに鑑賞したいの」 と怒鳴りたくなってきます。旅行者の中には、すぐ手をつないでくる子供たちとのスキンシップを 「好き」 という人もいましたが、私は時と場所と相手を選ぶ 「権利」 を持たせて欲しいと思いましたね。



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カイディン帝廟

 本日最後の訪問地がここだったのですが、誰も船から降りようとしない。 「誰も行かないの?」 「もちろん!もう充分」。 ここは阮朝も末期、第12代皇帝カイディン帝の廟。モザイク状の室内の装飾がすべて、砕いた磁器やガラスを用いてあるということなので 「1人でも見に行きたい!」

カイディン廟


 「3キロ離れているから、バイクタクシーで」 という船頭さんの声を背に崖を登ります。もち時間30分、皆を待たせては悪いのでこの階段を駆け登り駆け下りで息が切れました。


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