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ベトナム |
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ガイドブックに「少数民族の暮らしを紹介」とあったので、ハノイ到着翌日真っ先にここにやってきました。市内から少し離れていてタクシーで15〜20分、料金は4万ドン(約300円)ほどでした。狭い入り口から見える柱に、誘われるように中に入るとそこは広々とした円形ホール。吹き抜けの天井に届きそうに高い、美しく飾られた儀式用ポールが出迎えてくれます。もしかしたらポールに合わせて建物の高さを決めたのでは、と思うほどピッタリとこの空間におさまっていました。
ベトナム民族学博物館 休館日 : 月曜およびテト休暇 入館料 : 10,000ドン (カメラは20,000ドン) ホールを抜けると急に視野が狭くなり、第一展示室前で目に入るのは巨大な籠の塊だけ。「何これ?」とギョッとする瞬間です。人間の目を見せたいように操作し飽きさせない、この博物館の空間の使い方は上手い。これだけ計算してくれているのだから、後は館側の意図にゆったり身をゆだねよう、と言う気にさせてくれましたもの。
1台の自転車に山積みされた竹製品 ところでこの籠の塊、よく見ると一台の自転車に積まれた竹籠達。たぶん日常的に見られた光景なのでしょうが、ここまでくると「芸術だ!」。ではしばし、当館の展示品をお楽しみ下さい。
次の展示室に向かう、照明を落とした通路の壁に、装飾品のように展示されていたのがルナ・カレンダー。これで、農作業、釣り、猟、家作り、結婚、葬儀、などの適日を占ったそうです。その豊かな内容に反し、形状は簡素かつシャープ。
使われ続けた道具は機能的で、簡素な美しさに満ちています。 どこか懐かしさすら感じさせ、思わず見入ってしまった展示品達です。 |
この博物館に来た楽しみの一つが民族衣装。2階はターイ族の家屋の実物大展示、花モン族の機織のジオラマなど、衣装の展示も凝っています。細かく刺繍を施したもの、コインを丁寧に縫いつけたもの、重そうな銀のアクセサリーを付けたもの。どれもがとても魅力的で、つい「このデザインは応用できそう」とか「この刺繍をアクセントに使ったらどうかしら」などと、物欲しげな目で眺めてきてしまいました。
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水上人形劇の舞台に映えるターイ族の家 この博物館には野外博物館が隣接されていて、ベト族、モン族、ヤオ族、ターイ族などの伝統的家屋が点在しています。ざっと見て歩くだけでも30分、館内をあわせますと半日仕事ですね。一角にはレストランもありますので、途中で休憩を取りながら時簡をかけて楽しんでください。
Giarai族の葬儀用建造物(家型のお墓)もあります ハノイ訪問の翌年、2004年1月にカンボジア東北部、ベトナム・ラオスと国境を接し、国内最大面積のビラチェ国立公園を擁するラタナキリに行ってきました。この地域に住む人々の75%は山岳民族。その1つ、TumPoun族の墓地を見学に行った際、その余りの類似性に驚いてしまいました。 |
民族学博物館の次にお薦めなのが歴史博物館。ホアンキエム湖南岸からそう離れていませんので、街歩きの合間にでも立ち寄れますね。でも、2時間の昼休みがありますのでご注意を。
・北属期(B.C.111〜A.D.938 1000年間): 中国の支配下 ・前レー(黎)朝、リー朝、陳朝、胡朝(939〜1407年): 途中、元に攻め込まれるが撃退 ・明による属領期(1407〜1427年): レー・ロイの抗明運動(1418〜1427年) ・後レー(黎)朝、西山朝(1428〜1802年): 後期になると南北対立が深まる。 ・グエン(阮)朝とフランス統治(1802〜1945年): 都はフエ 1883年、ベトナム全土がフランスの支配下に置かれる。 ・ベトナム民主共和国(1945年〜 ): 1945年9月2日、ホー・チ・ミンによる独立宣言 訪問時の特別展示は「難破船からの宝物」。ベトナム近海に沈んでいる船から引き上げられた、17、18世紀の品々が一部ジオラマで展示されていました。 大好きな染付け陶磁器が並んでいるんですから、応えられません。「ヤッター!」です。
案内によると、1階の目玉は銅鼓(ブロンズドラム:B.C.100-A.D.100))。『重要な儀式用具で富と権力の象徴だった』とは、銅鐸と似ていますよね。上部や側面に描かれた、『鳥の扮装をした人々が小船に乗り波間を行く図柄」は、装飾古墳や北海道の洞窟壁画にも通じるものがあり興味を覚えました。 2階には、あのレー・ロイの功績を称えた石碑、1940年の抗仏時から使われ、1945年に国旗に制定された金星紅旗、チャンパの石造品などが並べられています。 |
歴史博物館を見学後、ハノイ駅近くでマッサージ(1時間6万ドン)を受け美術博物館まで歩きました。「アラ素敵な建物」とまず写真を撮りましたが、なんだか様子が変。だって出入りする人が一人もいないのです。発券所の『停電のため3時まで休館』の張り紙を見て、やっと事態が飲み込めた次第です。でも停電休館なんて初めてのこと。後1時間半、さあどこで時間を潰しましょう?!
かつてのフランス情報省、バランスが良くて優美な建物でした 休館日 : 月曜およびテト休暇 入館料 : 10,000ドン 「3階には少数民族の衣装や日用品の展示」とガイドブックにあったのですが、1階は歴史博物館でも見かけた仏像や石造品(こちらが本物なのでしょうか?)、2階、3階は絵画の展示でどこにも民族衣装は見当たりません。「他の博物館と間違えたかな?」と気落ちして、出口表示に向かって行くと、「アレッ!?」。ここには別館がありました!
別館3階、少数民族の衣装や日用品の展示室 逆光になっていたため写真は撮れませんでしたが、上の本館に向かって左、ちょっと地味な建物が陶磁器や民族衣装が展示されている別館でした。こちらもどうぞ、お見落としなく。でもやはり、少数民族について知りたいなら民族学博物館。タクシー代を出し、時間をかけても見に行くだけの価値があります。お薦め、で〜す。 |
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